あらすじ
マーベル新世代を代表するニューヒロイン、シリーズ第2弾!
突然、スーパーパワーを手に入れてしまった16歳の少女カマラ・カーン。
スーパーヒーローを夢見てきた彼女は、喜んでヒーロー稼業に乗り出すが、ご近所の平和を守るのだってラクじゃない!
しかも、早くもヒーローには付き物の宿敵インベンターが登場!
文字通りの鳥人間に笑いをこらえつつ、インベンターとの対決に挑むカマラだったが……。
今回は、彼女のオリジンに絡むインヒューマンズに、心の師ウルヴァリンも登場!
注目の新世代ヒロインMs.マーベル、シリーズ第2弾!
◆◆日本版オリジナルカバーアート:コヤマシゲト
【収録】Ms.MARVEL Vol.3 #6-11(2014-2015)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前巻で生まれたインベンターとの因縁を解決しようと奔走する第二巻。端的に言って予想以上に傑作。
主人公が現代的な若者だということもあり、若者をテーマにした話。洗脳されている若者側の主張はやや極端に過ぎるきらいもあるが、しっかりとしたテーマ性を展開の中で語れていて非常に良かった。学校生活がきちんと描かれていることや、能力描写や解説など、往年のヒーローの良さも引き継いでいるような印象を受ける。
チームアップ展開も丁寧にやってくれるし、おすすめの一冊。
#6・7を担当しているジェイク・ワイアットのアートが、時折デフォルメが効いてて可愛い。能力描写とマッチしているように思うので、今後も担当してくれないかな。
Posted by ブクログ
Ms マーベル、どこがと言えないがなかなか良いなあ ノーラン的なバットマン、自責と義務と正義に挟まれた真面目なヒーローではなく、むしろ「究極超人あーる」に近いような気がするがそのせいか・・・。
Posted by ブクログ
Ms.マーベルのキャラクターに親近感を覚えるのは、「若者向け」ということで歴史の長いルーツや、複雑なキャラクター相関とは独立しているあたりで、年齢的にはオッサンながらもさほどマーベルの歴史に詳しくない日本の読者である私でも「良く知っているキャラ」と胸を張って言える気楽さもあると思う。宇宙規模の正義感でなくても、等身大の正義感を貫くこのキャラが、想定される読者に「自分たちのヒーロー」として受け入れられて欲しいと思う。
もちろん作品の出来も素晴らしく、殆ど不機嫌というか微妙な表情を浮かべているカマラが、コミカルで愛嬌があり、好感持てるようになっている漫画表現の巧みさ。
ふつうだったら無理解な大人の代表みたいな立ち位置になりそうなイスラムの司祭、事情に深く立ち入らない上に良いアドバイス与えていて驚いたw ティーンものにしては大人もしっかりしている良い漫画。