【感想・ネタバレ】おにぎり、ぽろぽろ ぽんぽこ もののけ陰陽師語りのレビュー

高橋由太

数々の猛者たちとの戦いの末、平家に仕えることになった鬼麿。試練は続き、その中で明らかになる、ぽんぽこが、その笑顔の裏に背負った運命の姿！ 平安を舞台にした化け物たちの激しく哀しき物語、第２弾！

[ブクログ · ★★★★☆]

　今回は前回まであまり触れられていなかったぽんぽこの素性について焦点が当てられており、狸娘 ぽんぽこの正体が明らかとなってきた。また今回の相馬一族である鬼麿は個人的にはあまり好感を持てない、理由としては自分勝手な部分が多く見られるからである(平家の武士になったり、真実を知らされて取り乱したり…)。次の巻では格好いい一面を期待したい。
今巻の終盤ではちょっとしたどんでん返しもあったが、それは予想通りの展開だったのでここから物語がどのように展開していくのか楽しみである。