あらすじ
止めようがない少子高齢化、膨張する行政ニーズ、縮小する政府キャパシティ……。日本の現状は厳しく、統治の仕組みを大きく変えない限り、「政府破綻」が現実のものとなりかねない。部分最適を脱し、長期的視点で全体最適に是正していくには、何をどう変えていけばいいのか。強い危機感に駆られた若手経営者らによって設立された独立系シンクタンクが、「2050年の日本」を想定して世に問う日本再生の処方箋。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
我が国の政府破綻に対して、具体的な提言を行うもの。よくある単に日本社会の現状を嘆き、批判するだけの書籍とは異なり、建設的な提言があり、それだけでも価値はある。
個人的には、今後、さらなる高齢化、大きな人口減を迎える日本において、どのように説得的な提言が可能かという問題意識をもって読んだ。
これを読むと、いかに政府に無駄、非効率、惰性的な思考が多いがわかる。
タブー視されがちな国防についても、提言の範囲に含まれており、その点はよい。
内容のうちに賛否はあり得るところと思うが、まずは読んで、これをベースにさらに議論の深まりを期待したいし、さらに幅のある議論を継続してほしい。
将来的には、この提言の実行の有無や有効性の検証も検討してもらいたい。
Posted by ブクログ
・友人の書評をSNSで見かけて興味を持ち読んでみた
・ミダスキャピタルの吉村氏、暁翔キャピタルの山口氏が作った政策提言&政治家養成シンクタンク/ドゥータンク
・日本の経済的の低下や人口動態変化に伴う今後の持続性/成長性、国際環境変化に伴う国家存続、に対する問題意識から書かれた提言書。この団体が最初に取り扱うテーマとして『政府破綻』を選んだとのこと
・政治の意思決定プロセスの無駄や事務作業の非効率等が解像度高く書かれていて、「こんなに非効率なことやってるの、、、」とびっくりする。国会入退室管理が未だに紙ベースとか、議員から質問が上がってくるまで待機、とか、、、
・読んで感じた疑問と論点
①誰向けに何の目的で書いたのか
→我々一般読者が読んで問題意識の共有は出来たが、行政プロセス/事務の効率化って、結局誰が主導するものなの?総理?閣僚?官僚?(幹部?現場?)これらの問題意識を我々が持って、選挙で候補者を選ぶ参考にせよ、ということ?(でも行政効率化なんて全く争点にならないよね)
②なぜこれらの課題が解決されないか/どうやって解決するか
→課題の解像度が高くて学びは多いが、行政現場からしたら「どうせ変わらないし、、」という諦めまで至っている様な当たり前の話だろう。この団体のメンバーには元閣僚も、事務次官もいるわけだけど、何故これらの改革が出来ないのか、の突き詰めはもっと出来るのでは?閣僚や事務次官が旗を振れば進むの?何故進まないの?小さい改革でも進んだ事例はあるの?なぜ進んだの?進まなかったの?
改革待ったなしなのに、howの深堀りが弱い気がした
③結局どうやって実行するのか
→調べてみたら、この団体の政治塾から結構有望な若手政治家を輩出している様なので、そこから少しずつ改革意識を高めて実行に移していく、という一面は理解した
吉村氏も山口氏もファンドをやっていて「限られた期間でガバナンスを効かせてどう組織変革を促すか」という領域で知見が深いはずなので、誰がキーマンで、どう組織を動かしたら変革出来るのか、もっと深いアイデアもあるはず