あらすじ
フリーランスに転身した人、退職を検討している会社員のあなたへ――「フリーランス最大のメリットは悩みが少なくなること」「仕事は50%くらいの力でやる」「会社員の3倍稼がなくてはいけないのか」「SNSに力を入れてはいけない」など、気になる話題が散りばめられたエッセイ集。うまくいったこともうまくいっていないことも、著者の体験として率直につづられている。目指すのは「成功」じゃない、ラクになれる生き方だ。
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Posted by ブクログ
生き方についていろいろと考えるきっかけをくれる本。「ライターとして、こうすれば絶対にうまくいく!」的な本は正直読んでて疲れてしまうが、著書が自らの失敗も成功も赤裸々に語っているので、なんだか居酒屋でお酒を飲みながら話を聞いてるような感覚になった。
おもしろいなと思ったのがちょいちょい出てくる例え話。仕事を恋愛に例えていた。例えば漫画家を目指していたとして、「ジャンプ以外の仕事はしたくない!」という考えは、「Aさんじゃなきゃダメだ!」という恋愛感情のようなものであるが、仕事の場においては「付き合えるなら誰でもいいや」というスケベの方がいいと断言している。たしかに、妙なこだわりは可能性を狭めてしまう。仕事が恋愛に例えられるなら、一つの仕事でうまくいかなかったとしても、相性が悪かったのだと割り切ることもできる。それにその経験を次回の成功につなげることもできるだろう。
彼の成功は、自分で決めたルールを徹底して守っていることに起因していると思う。例えば、ワークライフバランス、ということが近年注目されているが、何となく忙しさに身を任せて過ごしている人が多いと思う。著者は、仕事、投資、趣味、休息の4つの項目を立てて、自分の言葉でそれぞれの定義を定め、バランスのとれたフリーランスとなるべく日々を過ごしている。
それから著者は男性で3ヶ月の育休を取っているが、ただ仕事を休んだだけでなく(笑)、奥さんと話し合ってきちんと育児を分担している。例えば、子どもの睡眠が安定しない生後2か月までは、3時から11時までは著者が、19時から3時までは奥さんが睡眠をとる、その後は1日おきに奥さんと交代して子供と一緒に寝る、というやり方を実行していたそうだ。これってけっこうすごいことだと思う。できるときに協力するというスタンスではなく、奥さんと共同で育児をやっている。そしてあかちゃんのあくび、くしゃみ、吐き戻し、うんち…そのすべてが本当に愛おしく、働いてたら見れなかったと思うとゾッとすると述べている。男性でこの感覚があるのすごい。経験したからこそ実感できることだ。
その他にもなるほどと思うことが多々あるのだが、他者と利害関係を交渉•調整して自分の人生を生きてきた結果が今の筆者の生活を形作っているように感じた。
そう、私たちは選択することができるのだ。
一生変わらないことなんて何一つない。
失敗して当たり前。
その時にどう立ち回るか。
それを痛手としないためにどんな布石を置いておくか。
そう考えれば、仕事にしろ夫婦関係にしろ、特に悩む必要はない気がしてきた。悩んでる暇があったらスモールステップに分解してできることから取り組む。なんだ、楽しくできそう!
以下、メモ
こまめなコミュニケーション
コミュニケーションを通じて臨機応変な対応
同業者と争わない→アドラー心理学にも通ずる
泥臭いことをコツコツやることがスムーズさにつながる
SNSはほとほどに
若者と接する時は自分は妖怪
いくつになっても体力は伸ばせる
好奇心も養える
細かい信用。いつも10分遅刻する人もある種の信用
いい人を目指す