あらすじ
長い間教科書(光村図書六年上)に掲載され、たくさんの子どもたちに親しまれてきた作品が、本になりました。 その掲載作である表題作の『赤い実はじけた』は、初恋の心のときめきを描いたもので、教科書を読んだ多くの子どもから作者に問い合わせがありました。『赤い実がはじけるって、人を好きになることですか?』と。 その答えになるかもしれないと、作者はいろんな心の葛藤に出会った子どもたちをこの短編集に登場させています。父親の家庭内暴力ををうけた少年や夢中になる人を見つけられない少女、いたずら電話がやめられない優等生……。どの子も、心の中で強く何かがはじけます。 人の心にはいつも赤い実があって、いろんなことに出会って色づく。そして、心の底から何かを感じた時、赤い実がはじける。だから、たくさんの実を大事に育ててほしい。そんな作者の思いが、七編のどの作品からも伝わってきます。
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いいですね!
彼から私を好きになった時に赤い実がはじけた、と言われました。
何のことだろうときき、そこでこの本を知りました。
思えば私も赤い実がはじけていました。
思わず背中が痒くなってしまうような(笑)
甘酸っぱい青春のおはなしで、なんだか、こころが浄化されたような気持ちになりました。
この実がはじけることが、その人にとってより良い未来になることを祈ります☆
Posted by ブクログ
懐かしい!小学校六年生の時に国語で読みました。
ちょっと照れくさい空気の中授業してたの覚えてます。
大人になっても使わせてもらってます「赤い実はじけた」という表現。
あとがきによると、1992年から載ってるらしい。
ちょうど始まった年やん!出逢えて良かったー。
Posted by ブクログ
短編集。『赤い実はじけた』は小学校の教科書に載ってるそうです。私らの時にもこんな話載ってたらなぁ〜。初恋を自覚する瞬間のお話。 小学校高学年の子供たちを主人公に、いろんな話が載ってます。あの年頃の自分でも持て余す気持ちを、ロマンチックに丁寧に書かれています。