あらすじ
Xで大注目のあの子猫の日々が、いよいよ書籍になりました!
目の見えない子猫“ミエーヌ”が
のびのび眠り、元気に走り、物にぶつかり、また走り出す
傍若無人な日常が待・待・待望の書籍化。
【描きおろしを70ページ以上たっぷり収録!!】
引用される文学作品についての著者ならではの紹介マンガや、
ミエーヌと共に暮らす動物たちの日常、
未公開のミエーヌ黎明期4コマ…
さらに、「特別書き下ろし(中編)」を収録しました。
ミエーヌづくしの豪華な一冊、ぜひお楽しみください。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
言語的センスが凄まじいのでじっくり一語一語読まないといけないのだけど、ハマるともう何回でも隅から隅までなめるように読み倒してしまう猫漫画です。
猫漫画だからって軽々しい癒しとか求めるな。自分の知識と文学的素養フル回転で挑むのだ(笑)出てくる動物(ニンゲン含め)皆かわいくてせつなくて強い。とてもテンポよくラップみたいな漫画だけど知らず涙が出てくるね。
私がこの作者さんを知ったのは東北の震災で取り残された動物たちがどんなだったかをTwitterにあげておられたのを偶然見たのが先でした。目をそらしてはいけない、忘れてはいけないことだなと書き下ろしのハムスターの話を読んで滂沱の涙と共に再度思ったのでした。
発売日に職場の忘年会に遅刻しそうで本屋に寄れなくて、翌日昼頃何とかゲット。
本屋のカウンターで(息を切らせながら・笑)『我が名はミエーヌって猫漫画、もうなくなりました?!!』(店長)『あっ…それちょっと待ってください!(取りに行ってくれる)…1冊だけありました!!何かすごい売れてるんですよね〜』
ギリギリ特典ペーパー付きでした!よかった!
Posted by ブクログ
SNSで見てた頃から大好き。
セントラルド熊さんといえは例の粉なのだが、粉マンガの間に紛れてきた猫ミエーヌのエピソードがまとまって本になった。
絵もかわいいし何より文章部分の知的エッセンス漂う可笑しさ!何度も声出して笑いながら読んだ。なんと語彙の豊富な作者さんだろう。
実は背景にいろいろな切なさを秘めた、笑いであった。
誰も永遠には生きられないけれど、ミエーヌとセントラルド熊さんご一家の末長い幸いを祈る。
動物病院にネコ捨てた憎いアンチクショウは毎日口内炎ができるように呪う。良いところに拾われてよかったとか思うなよ。成功体験ではない。犯罪体験だ。呪ってるぞ。
Posted by ブクログ
名作や名言をもじったテンポ良い言葉遊びが秀逸で、時には爆笑し、そして時には心揺さぶられながら、最後まで楽しむことができました。
その教養の深さと、動物達への懐の深さに脱帽です。
あと、言葉遊びの元になった作品にも触れてくなりました。
Posted by ブクログ
うどんスープを偏愛するセントラルド熊さんのミエーヌの話が1冊にまとまった。
ミエーヌちゃんもかわいいけど、ニャンせしものの一人の悲しい由来やクレート救出犬の話に涙が。
Posted by ブクログ
twitterで楽しませてもらってたアレが書籍なるなんて!!速攻予約予約っと、ポチ☝️
てか、著者さんが獣医さんだったって、本になって読むまで気がつかなかった
著者さんの溢れ出る知性がコマに入りきらないのを常々感じておりましたが、ところどころ挟まれる文学作品の解説に感じ入ることこの上ない。
てか元ネタわかんない人もいるでしょうしね
1ページ1ページ読み応えたっぷりなのをページをめくっていき、最後にこんなに泣かされるとは思わなかった
著者さんご一家とミエーヌとその仲間たちがずっと幸せでありますように
Posted by ブクログ
最高。
沢山笑って、少し泣ける。
伴侶動物と暮らす人だけじゃなく、沢山の人に見て欲しい。
いつもTwitterで見てたけど、紙でも出して貰えて感謝です。
ミエーヌもニャンせし者もワッフの民も登場キャラ皆最高。
何故こんなにもリズミカルな言葉が思い浮かぶのか!
Posted by ブクログ
ずっしりくる内容でした。
動物を取り巻くあれこれについて、これだから人類は!これだから自然は!これだから現実は…って、悲しくなることがたくさん書かれていました。それでいてとても面白い。著者のユーモアと優しさを通してだったら、つらい現実にギリギリ目を向けることができる。そんな漫画です。
文学に関する記述も書きおろしで掲載されていて、著者もこういう過去の人々の作品に救われてきたのかなーと思った。著者の繊細な感受性で生きるのってつらくないのだろうか、と思ったので。
Posted by ブクログ
ミエーヌさんの世界に触れられたみたいでとても幸せ
Twitterで流れていってしまうでなく、手許でいつでも読み返せる安心感たまらない
セントラルド熊さんて、謎の粉の人という認識だったけど
世界の捉え方が豊かで読んでいて満たされる
なんとも声に出したいセリフのオンパレードで頭の中がぐるぐるして余韻に浸る
Posted by ブクログ
きっと、すご本。
ただし、万人に勧めますか?と聞かれたら、あーごめんね、NOかなあ。
特に私のように、思いっきり猫バカとして「あらまあ、ネコちゃんかわいいかわいいかわいいねえええ〜」と、猫のあるあるをリミッター外して楽しみたい!という輩には勧めるかなあ、うーん。というもの。
だって、そうじゃない?
目が見えないネコちゃんを保護した飼い主さんの日常漫画として紹介されたらそりゃ、ウホッ!健気なネコちゃんの幸せになる物語とな。うわあい、幸せネコちゃんを心ゆくまで浴びたいよお!おおおん!ってなるじゃないですか。で、もはや脊髄反射でポチるじゃないですか。それでもって、むはー!と、興奮して読むじゃないですか。
んでもって。
私の場合には、スタート地点の興奮と期待100が、あれよあれよと目減りし、半減し、加速度つけて斜め読みしてぱたりと閉じてしまい、目を泳がせちゃいました。すみません。
えっとー。
なんだろうこれ。
純度100%のネコ物語を期待したら、飼い主の文学的なコメント?セリフ?とそれにまつわる注釈が半分以上捩じ込まれていて、まるで100%オレンジジュースを頼んだら器がパイナップルで、キウイの輪切りがびっちりと水面を覆ってました。うん、間違ってないけどね…みたいな思いでした。
とはいえ、もちろん文学パロディ的な表現やそれに関連する注釈、特にネコちゃんに関する飼い主ちゃんの比喩とかが凝りに凝っていたし、それを楽しめる人はたくさんいると思われる。
複雑で香り高い読み物が好きなら、そのままお進みください。にゃん!にゃー!きゅるん!みたいなのが好きな人は、もしかしたら回れ右。かも。