【感想・ネタバレ】fetishのレビュー

あらすじ

誰もが、人には言えない秘密を持っている。フェティッシュ――偏愛の対象…。表題作をはじめ、「僕らの広大なさびしさ」「Love Letter」「シュリ・リリィのすべて」「空港」を収録。偏愛者、複製(クローン)の美少女など独自の世界観を繊細な描写でつむぐ藤原薫の短編集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ダークエロスな短編集。
本書がキッカケで、作者の虜になりました。

こちらに収録されている
「シュリ・リリィのすべて」
という物語が大好きです。

父親と、娘のクローンの お話。

愛娘の臓器スペアとして、監禁生活を送るクローン。
主人に愛されたいと願いながらも、
人間扱いされず、ただただ”スペア”として、在り続ける彼女。

そんな中、愛娘が事故にあい、
とうとうクローンは、命を捧げ、
本来の役目を果たす事になります。

そして、娘は助かります。

しかし、本来の目的を達成したのに、
なぜか父の心にはポッカリと穴が空いていました。

ただの予備であり、クローンではありましたが、
立派に一人の人間として、
主人(父)の心の中に、彼女は居たのですね。

切なくて、エロチズムで、ダークなお話。
まさに私の好みドンピシャでした。(笑)

0
2015年07月11日

Posted by ブクログ

怪我をしている女の子たちが好きな方はきっと好きだと思います!
「シュリ・リリィのすべて」が好きです。綺麗。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

繊細さとグロテスクを混ぜ合わせたような絵柄がもう好きすぎて。最後の一つまでは歪んだ愛情が広がって、ラストもハッピーエンドとは言えない謎だらけだったけど何だかんだ好き。官能的なシーンは沢山あるんだけどどれ一つとっても性的な雰囲気は感じられないのがなかなかに不思議。パパが愛していたのはリリィだったのかシュリだったのか未だにわからない。




…好き、なんだけど、なぁ…。

0
2012年08月13日

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