あらすじ
イノセントだからこそ魅かれる闇がある――。高校生の千昌(ちあき)には双子の兄弟・千紘(ちひろ)がいる。家に5年ひきこもっている千紘を外に連れ出したことで千昌はおそろしい事実を知り…。流麗なタッチで描かれる硬質で繊細な「楽園」。硝子細工のような藤原薫ワールドをあなたに。
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藤原薫の本はこれからもどんどん読んでいきたいですね。にしてもそうか…これがトレスで一番最初に問題になったものなのか。中身は申し分ないのにもったいない。
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表情を眺める。上手ですね、なんか。大体出てくる人の顔似てるんだけど。いいのいいの。私自体欧州系の方の見分けって難しいし。
とにかく最後の赤頭巾さんのお話にくらくらする。
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キャラの書き分けは、あえてしないのか、できないのか。好意的に前者と解釈したいところ。未来予知能力とは、つまるところ絶望しかもたらさないのだ、というありがたい寓話。
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オムニバス形式。いずれの主人公たちもみな繊細で、それは藤原氏の絵柄によってさらにその繊細さを深めている様子。
「楽園」はいつも、それが崩壊するかもしれないという不安定要素を内に秘めている。タブーを犯すからこそ甘美な楽園がそこにあるのだが、同時にそのタブーがひとたび明るみに出れば、簡単に崩壊してしまう「繊細さ」・・・「楽園」というタイトルに相応しい短編集。
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少女、孵化との帯広告と美しい絵に惹かれた。
描かれる世界観は儚く美しく、残酷で怕れを抱かせる。
しかしながら息づく精神性は何処までも皇かで艶かしい。
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藤原さんは視線だけで物語をつくることができると思います。予知能力のある登場人物が自分の内面を見つめてから未来の光景へと視線を移し、テレパシー能力のある弟へとある決意をさせる4ページに渡る描写には背筋が凍ります。第二話6ページ目2コマのお兄さんが私の理想の男性です。ローズマリーの森は大人の赤頭巾ちゃんです。お母さんが怖くていいです。
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なんていうか…もう美しすぎて、ガーデナーのお兄さんがエロすぎて妄想に事欠きません(オイオイ)
御礼文のうちは兄弟×サクラちゃんでお世話になった「楽園」です。
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保守がてら更新ですよ、と。
昨日買った漫画を2冊。
これは絵が綺麗で静かなだけに物凄く怖い。静かなところで一人で読む本だけど、夜に実行してしまって大変困った。今書いてて思い出しただけでも怖いのだけれどどうしよう。売るべきかな・・・。
Posted by ブクログ
表紙折り返しに「Special Thanks to "装苑"」とある様に、表紙が丸々装苑のトレースとの事。
それを除けばいい作品だと思う。
藤原さんの描く繊細な線とストーリーが好きなので一応今後も支持していきたい作家さんではある。頑張ってー…