あらすじ
飛鳥の母・浄美の策略で、突然『らぶちっく』の連載を打ち切られた充太は「飛鳥に近付いたら正体をバラす」と言われてしまう。さらに浄美の魔の手はりょうにも及び…? 母の陰謀と苦悩を知った飛鳥は、ある決断を下す!!
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Posted by ブクログ
母のために友人やりょうを遠ざけたまま、卒業式当日を迎える飛鳥。
長く続いたシリーズもいよいよ最終盤に入ってくる。
これまで散々オトメン的な魅力全開だった飛鳥が、
母のために自分を捨てる決断をする流れが切ない。
母・浄美の「そこまでするか」と思うほどの支配的な行動と、ジェンダー論の圧力に追い詰められて頑なになっていく飛鳥。
それと対照的に、拒否された反動で大和撫子のように振る舞おうとするりょうちゃんが、痛々しくて見ていられない。
それでも、飛鳥を信頼しているからこそ充太に頼む春日の姿に
彼が本当に飛鳥を好きなのだと伝わってきて、そこだけほっとする。
答辞にあの人物が乱入して大騒ぎになる展開も、緊張続きだったこの巻の空気を一気に変えてくれて痛快だった。