【感想・ネタバレ】競争戦略論(第2版)のレビュー

あらすじ

経営戦略とは何か? どう具体的に役に立てるのか?

「企業間で業績の違いはなぜ生まれるのか」という問いをめぐって展開されてきた経営戦略(事業戦略・競争戦略)の主要な経営戦略の理論的な考え方をわかりやすい形で整理し、理論的な考え方の全体像を把握したうえで、現実に生じる物事を考えるための「概念的な」道具立てを提供することを目的としたテキスト。

数多くの日本企業を題材にした事例を多数交え、一般のビジネスマンの目線に立って考え、企業経営にまつわる疑問の答えを見つけるためのヒントを与えてくれる。2003年の刊行以来、多くの大学・大手企業で使われてきた日本人著者によるスタンダードなテキストを10年ぶりに改訂。

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Posted by ブクログ

「わかりやすい マーケティング戦略(第三版)」と同様に、会社の研修書籍として本書を手に取りました。
本書は「企業間の業績の違いはなぜ生まれるのか」という根源的な問いに対し、理論的枠組みを用いて丁寧に解説しています。一方で、内容は本格的であり、理解に時間を要する部分も少なくありませんでした。

■ 印象に残ったポイント
価値相関図と補完的企業の概念
市場全体の「パイ」をどのように拡大し、どのように自社の取り分を確保するかという視点が整理されており、特に以下の3点が示唆に富んでいました。

・競合と補完関係を築き、市場全体の価値を高める
・パイの配分構造を変化させ、自社の価値獲得を高める
・同じパイを奪い合う競争状況では、過度な競争を避ける方向へ誘導する

また、2012年刊行の書籍でありながら、日本企業の内向き志向への批判や課題認識が示されており、現在のビジネス環境にも通じる内容でした。

◇付加価値の構造
「顧客価値 × 希少価値 × 技術力(ものづくり力)」という枠組みは、技術力だけでは競争優位が成立しないことを明確に示しており、企業戦略を考えるうえで重要な視点だと感じました。

◇トップシェアの意義と経験曲線効果
トップシェアを獲得することの意味を、経験曲線効果を基盤に説明しており、理論と実務の接続が理解しやすく整理されています。

◇コストリーダーシップ戦略と差別化戦略
実際の企業事例を交えながら説明されており、抽象論にとどまらず、実務への応用をイメージしやすい構成でした。

■ どんな人におすすめか
内容は体系的で本格的なため、初学者にはやや難しく感じられるかもしれません。しかし、企業間の競争戦略を理論的に理解したい方にとっては、2026年の現在でも十分に価値ある示唆が得られる一冊です。戦略思考の基礎をしっかり固めたいビジネスパーソンに適した書籍だと感じました。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

「経営戦略論」は、ポーターがいて、バーニーがいて、ミンツバーグがいるんだね、というところで、分かった気になって、長らく放置していたジャンルなのだが、先日、沼上さんの「経営戦略の思考法」を読んで、刺激を受け、いろいろ乱読中。

というなかで、今のところ、一番面白くて、情報の凝縮度が高く、しかもわかりやすかったのが本書。全くの初心者は難しいかもだが、入門書を読んだあと、2冊目か、3冊目に読むとかなり効率的に経営戦略の全貌がわかるんじゃないかと思う。

ミンツバーグが、経営戦略を10のスクールに分けたのに対して、沼上さんは、5つ、つまり、「戦略計画学派」「創発戦略学派」「ポジショニング・ビュー」「リソース・ベースト・ビュー」「ゲーム論的アプローチ」に整理して、かなりスッキリした。

この本では、さらに、「ポジショニング・アプローチ」「資源アプローチ」「ゲームアプローチ」「学習アプローチ」に整理。これが本当にスッキリですね。

個人的には、「学習アプローチ」が4つの分類の1つに位置付けられて、ちょっとうれしい。といっても、私自身は、「学習する組織」とかは、あまり戦略論とは思ってなかったんだけど、そういう観点にたてば、一種の戦略論ということもできるな。

個別の具体的な戦略オプション、つまり、コストリーダーシップとか、差別化戦略とか、垂直統合とか、国際戦略とか、そういうことの説明は、あまりない。まあ、これやり出すと本の厚みが一気に2倍以上になるだろうしね。

この本は、あくまでも経営戦略論の「考え方」の根っこをしっかり理解し、自分の頭で考え始めるためのものである。

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2017年08月24日

Posted by ブクログ

経営戦略を分かりやすく解説する本
一橋大学の先生、
同じ業種でも儲かる会社とそうでない会社が分かれる理由。

競争戦略の4つのアプローチを紹介。
1ポジショニング
2資源
3ゲーム
4学習

文章がきれいなのですらすら読める。

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2013年03月10日

Posted by ブクログ

同じく競争戦略論を理解するために進められて読んだ。ラーメン屋の例など,事例がいまいちだというレビューも見かけたが,私にはとてもわかりやすかった。これを何回か繰り返し読めば,初心者でも経営戦略論のフレームが頭に入ると思う。

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2016年02月10日

Posted by ブクログ

企業の成長の為には、戦略が必要でそれを策定するためのロジック的な考え方や有効的なアプローチがあるという内容でした。
戦略論という本は初めて読んだが今の事業部戦略PJ活動に活用できる知徳ができた。

・気になるセンテンス
顧客価値を満たし かつ他社に真似されない企業独自の能力が 企業に利益をもたらす。
付加価値を創出するための戦略とは、「技術力・ものづくり力」「顧客価値」「希少価値」の3点セット。他社にはできない希少性を確保しなければならない。

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2014年07月25日

Posted by ブクログ

 読んで良かった。分類と戦略の自然な関連付けは、常識なのかもしれないけど、
 勉強になった。後は、時事ネタの例文が面白かった。

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2012年10月01日

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