【感想・ネタバレ】30代の働き方には挑戦だけが問われるのレビュー

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Posted by ブクログ

30代で自分のキャリアプランを描いても、その通りにいくかわからない。それならビジョンを描いてそこに向かって全力で挑戦し、1つ上の立場の仕事をどんどん学んでいく。

受け身でなくいかに自主的に仕事をこなしていくか、それによってどれだけの貢献を会社にもたらしたか、そして将来どうしたいのか。それだけを会社は見ている。

きっとこういった境遇にある人はたくさんいるのだけれど、それをチャンスととらえられる者とそうでない者がいるのかと。

バイブルにしたいモチベーションの上がる1冊。

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2014年03月02日

Posted by ブクログ

キャリア論に基づいて30代の生き方を指南する良書 。
小杉氏は、日本のキャリア論で一般的な「自己分析からキャリアデザインを考える」という考え方とは異なった、「予期せぬ出来事をキャリアのチャンスとして活用する」というスタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授の「プランド・ハプンスタンス(計画された偶然性)理論」の考えを日本に紹介したメンバーのひとり。

本書において、氏は自らの経験も合わせて「30代という時期をどう捉え、どう過ごすかで、その後のビジネスパースンのほぼ9割方が決まる」その一方で「30代で”望み通り”の仕事を、”望み通り”の条件でやらせてもらう(自身でキャリアをコントロールする)のはほぼ不可能」との実感を持っており、「30代はキャリアをデザインして方向性を定めるのではなく、その準備の時間にあてるべき」との考え方を提示しています。

氏の経歴は、NECからMITへMBA海外留学し、マッキンゼーでコンサルタント、ユニデンで人事部長、アップルコンピュータで人事本部長を務められるなど蒼々たるもので、独立後も人・組織に関するコンサルティングや研究分野で活躍されてきた方ですが、著書から伝わってくるのはスキルや才能に溢れるキャリアエリートの姿ではなく、常に自分自身の力よりも周囲のレベルが高く、厳しい環境に自らを置き、泥臭くも道を切り拓いてきた生き様です。
常にチャレンジングに厳しい環境に自らを置こうとし、苦闘する30代があるからこそ、40代・50代でも常に新しいことへと挑戦し続けることができる、と一貫して「小さくまとまらない」大切さを強調されていました。

私自身もキャリアを振り返ると、まさしく偶発的事象の産物だった(多くの人はそうなのでは?)なので、俄然勇気づけられるとともに、過去のキャリアの振り返り、今後の進路を考える上で参考になりました。

ご自身のキャリア体験をベースに学術研究の裏打ちをしつつ書き進められているので、読みやすい1冊となっています。
特に20代後半から30代の方に参考になるのでは、と思います。

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2014年02月19日

Posted by ブクログ

30代の中にキャリアをデザインし、その通りのキャリアを歩める人などまずいない。30代で自身のキャリアをコントロールするのは、多くの人にとってほとんど不可能。それは経験が決定的に不足しているから。経験の蓄積と、そこから導かれる「自己理解」がなされて初めて、キャリアデザインは可能になる。30代にとって一番大切なのは、キャリアをデザインして方向性を定めるのではなく、方向性を定める準備をすることである。準備とは「経験の蓄積」「自己理解」。そのためには新しいことへ積極的に関わり、とにかく挑戦していくしかない。
「プランド・ハプスタンス(計画された偶発性)理論」
予期せぬ出来事をキャリアのチャンスとして活用する

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2014年01月12日

Posted by ブクログ

常に頭の片隅にでも置いて、時間をとってでも意識し続けて置かないと、準備までのアクションを起こすのは難しいね。無理やりにでも、時間確保。
「私は夢を語る人に対して次の質問をぶつける。「では今、あなたは夢のためにどんな準備をしていますか?」これに対して、ほぼ全員が「特に何もやっていません」と答える。そうだとすると、残念ながらその夢は実現しない。」

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2014年01月05日

Posted by ブクログ

個人的な印象ですが、新聞社はキャリアを中々、考えつらい感じがある。会社の中でのキャリアは描けるけど、社会においてのキャリアは「うーん?」となる。はてさて、今後、どうなることやら。

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2013年06月08日

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