【感想・ネタバレ】新装版 昭和柔侠伝 (上)のレビュー

あらすじ

この漫画には「時代を超えるもの」がある。

三島由紀夫は東大全共闘に向かって、
「君たちが『天皇』と一言いえば、私はいっしょにやっただろう」と宣言した。
その一年後に、バロン吉元は三島とはまったく違う言葉づかいで、まったく違う文脈において、
あらゆる政治的立場を越えて日本人の正義感に触れる物語を語った。
これは「偉業」と呼ぶにふさわしい達成だ。
全巻解説:内田樹

戦火の足音より速く、少年少女の若き鼓動が走り出す
柳勘太郎、十四歳。満州をはなれ祖国・日本へ。
ぎこちなくも瑞々しい交歓の日々は、とある謀略により一変する。
理不尽・不条理の渦巻く開戦前夜。
ファシズムの躍進、国際的孤立、国家権力による弾圧。

失意の果てに、弔いかさねた少年の夢は、まだ青き大空に吸い込まれていく──。

<収録作品>
「第一章 純情なり」「第二章 多感なり」全16話

<特別収録>
解説「『柔侠伝』にある『時代を超えるもの』」内田樹
年表『昭和柔侠伝』の時代

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Posted by ブクログ

内田樹氏が解説を書いていると聞き、手に取る。
物語はまだ始まったばかりではあるが、漫画のなかで出てくる輩が、今の時代の嫌なインフルエンサーや政治家に通じている。戦前の空気感と、今の時代の空気感がかなり近いのではないか。
巧言令色、勇ましいことば。その美名の下に私利私欲を満たす。
空虚な、妄動、理不尽、不条理に如何に抵抗するのか。
今の時代を生きる自分に何ができるか。

渡邊白泉の
「戦争が廊下の奥にたっていた」
は、現代性を帯びているのが恐ろしい

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2026年05月04日

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