【感想・ネタバレ】地域活性化ビジネス―街おこしに企業の視点を活かそうのレビュー

あらすじ

国・自治体に頼らない。
企業主導で地域を活性化する!

人口減少時代の地域活性化をビジネスの視点で考える本。地域おこしや街おこしは、これまでは国や自治体が主導する事例が目立った。しかしこれからは企業のビジネス感覚をフル活用して、地域の潜在的資源を活かしたり、施設の建設・管理でコスト意識を発揮することが求められる。
青森県八戸市「八食センター・みろく横丁」、伊勢市「おかげ横丁」、北海道倶知安町「ニセコアドベンチャーセンター」、神戸市「北野工房のまち」、愛媛県西条市の地域農業活性化、北海道が取り組む国際的な食クラスター形成など、全国各地の多数の事例を紹介。シンクタンク研究員が成功の要因を整理し、地域活性化戦略をアドバイスする。

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Posted by ブクログ

地域を取り巻く環境が厳しくなる中、従来の国や自治体が主導する公共事業や製造業誘致による地域活性化には限界があると指摘し、街おこしに起業の視点を活かす「地域活性化ビジネス」が求められていると説き、様々な事例をふまえて検討している。東日本大震災と地域活性化についての分析も取り上げられている。
本書の基本的な認識には共感する。また、図表やグラフなどでわかりやすく分析されており、事例も豊富で地域活性化を考えるうえで参考になる。ただ、事例の分析がやや浅く感じる点、詳細レポートで取り上げられている事例が発展途上のものが多く、まだその帰結がよくわからないという点、最後のまとめ(企業の「トリセツ」)の内容が薄い点がもの足りなかった。

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2013年11月23日

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