あらすじ
SFマンガの巨匠・星野之宣、デビュー50周年記念作品集・第2弾。
一瞬にして永遠の時間と生命の奇跡に震える傑作を厳選!
著者自らが50周年を記念して描き下ろしたマンガ、星野作品をこよなく愛する漫画家・鶴田謙二のリスペクトインタビュー&イラストも収録。
サイエンス・フィクションの真髄を体感せよ!!
【収録作品】
●「宇宙の孤児 スターチャイルド」
●「愛に時間を」
●「遠い呼び声」
●「サーベル・タイガー」
●「生物祭」
●「メリー・ステラ号の謎」
●「世界樹」
●描き下ろしマンガ/星野之宣
●リスペクトインタビュー&イラスト/鶴田謙二
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Posted by ブクログ
満を持して星野之宣の漫画選集に着手した、とはものの言いようで実は積読の中から引っ張り出した。そろそろ漫画が読みたくなったのは、ここ最近活字続きだったので、息抜きしたかったのが本音。SF系の漫画を読むのは本当に久しぶりで、しかも劇画調のSF漫画は2月の「ソラリス」以来なのでほぼ半年ぶりということになる。
今回の本は星野之宣が1975年に漫画家デビューし、昨年の50周年記念で刊行されたもの。この他に「星芒」も刊行された。これも既に入手しているので近日中にきっと読むことだろう。星野之宣の描く作品の世界観がとても気に入っている。メカ(宇宙船等)や宇宙生命体の描写が精緻で素晴らしいのは勿論のことで、描く女性のイメージも私が気に入っている要因の一つ。強いて言えば第18回手塚賞で準入選を受賞している北条司が描く女性(キャッツ♡アイやシティーハンターに出てくる女性)に似ているかな。おっと、ちなみに星野之宣は「はるかなる朝」にて第9回手塚賞で入選を受賞していることはここで強調しておこう。調べてみたら、手塚賞で入選するのは非常に難しく、1971年の第1回以降で入選した人は16人しかおらず、直近の入選は2016年なので、ここ10年間での入選は無い。
作品のストーリーも気に入っている。先述の「ソラリス」の原作はスタニスワフ・レムであるが、ここに掲載されている作品はオリジナル。ストーリーの雰囲気は私の大好きな光瀬龍・眉村卓(初期の作品)・梶尾真治・上田早夕里(SF)、最近では春暮康一・宮西建礼の作風に近く、できることならこれらSF作家の作品を漫画化してくれないかなと密かに願っている。