【感想・ネタバレ】きものなでしこ: 2のレビュー

八色

真の“大和撫子”を極めんと邁進する、4人の少女たち“撫子衆”。とはいっても、中身はいたって普通の女子高生。そしてもっと言うと、真剣に活動しているのは、日本大好き金髪碧眼ダイナマイトバディ仏蘭西人・サーヤだけなのでは……疑惑が噴出したところで、当初の目的を取り戻すべく着物に焦点を当て出した第2巻。忍術使いの微乳アメリカン・アンジェリカ、 大家族に生まれた中華少女・雀、黒髪パッツン純和風少女・かの子……あ、一応かの子が主人公です。そしてかの子の幼馴染み・かごめと、その弓道部の後輩ちゃんも絡んで来て、恋愛模様も本格化……!?

[ブクログ · ★★★★★]

助走から百合的にも話的にも思いっきり踏み切ってきた第二巻。百合作品的にはグランドフィナーレとして用意されることが多い恋の成就と失恋を同時に描いてさらに物語は続いていくという百合漫画史上かなり特異な感じの作品になってきた、と思う。