【感想・ネタバレ】勝つための状況判断学 軍隊に学ぶ戦略ノートのレビュー

あらすじ

たとえば湾岸戦争のような、異なる国の軍隊が共同して戦う連合作戦は、いかに遂行されるのか。指揮系統の上下間や部隊間で、スムースな調整を行なうためには、ほとんど機械的とも思われるぐらいに、「見方、考え方」の順序を厳密に定めることが不可欠だ(「軍隊の思考過程」)。一方で、組織の上に立つリーダーの思考法はまったく正反対である。体験的知識をもとに「直覚」を活用し、電光石火、手を叩く間もなく決断し行動する(「プロの思考過程」)。本書では、古今の軍隊の豊富な事例と名将の言葉をもとに、状況判断における二つの思考過程を徹底解剖する。軍隊にかぎらず、日本の組織はますます専門化し、IT化している。人間のもつ決断の速さと創造性と総合性は、むしろこうした時代だからこそ必要とされるだろう。「『人生は決断の連続である』と覚悟することが必要なのだ。そして『決断』するには『クーラージ・デスプリ(精神的勇気)』が必要なのだ」。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
異なる国の軍隊が共同して戦う連合作戦は、いかに遂行されるのか。
指揮系統の上下間や部隊間で、スムースな調整を行なうためには、「見方、考え方」の順序を厳密に定めることが不可欠だ(「軍隊の思考過程」)。
一方で、組織の上に立つリーダーの思考法は正反対。
体験的知識をもとに「直覚」を活用し、電光石火、手を叩く間もなく決断し行動する(「プロの思考過程」)。
本書では古今の軍隊の豊富な事例と名将の言葉をもとに、状況判断における二つの思考過程を徹底的に解剖する。

[ 目次 ]
第1章 軍人のものの見方、考え方
第2章 目標の選択
第3章 名将たちの思考過程
第4章 状況の特質を把握する
第5章 四分の三は霧の中
第6章 転機を知る
第7章 全感覚の活用
第8章 連想と直覚
第9章 納得できる説明

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2011年04月22日

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