【感想・ネタバレ】なじみの店のレビュー

あらすじ

「毎朝、体操している。ラジオ体操をもとにして自分で工夫した。女子高の体育の先生と飲み屋で知り合って、教えてもらったのもつけ加えた。わが名の頭文字をとってIO式と称している。ちょっぴりITシステムと似ていなくもない……体操しているとすぐにわかるが、頭だけ仲間外れである。単に上にのっているだけ、へんに重いぶんジャマになるくらいのものだ。だからこそ、つねづね気にかけてきた。頭のほうも毎日、のばしたり、ひっぱったり、もみほぐしたりしなくてはなるまい……このエッセイ集は、そんな思いから自分に課した体操の成果である」(あとがき)。人生とは何か? こう正面切って尋ねられたら、たぶん誰でも答えに窮するし、だいいち照れくさい。では、どうするか? 論より証拠、実物を示すに如かず。さいわい、ここに〈生きた〉見本が歩いている。居酒屋や旅館・医者とのつきあい方から野宿・金銭・悟り方まで、あちこちをゆったり歩き回り、ふと小さな事件や風景にこだわる。人生百般、IO式の大人の生き方、〈頭の体操〉入門。

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Posted by ブクログ

歩く速さで思考するというのは
池内さんのような方のことを言うのでしょう
普段の何気ない
どこにでもあるような
どこにでもおこるようなことを
わかりやすい言葉で 
さりげなく ひょい と とりあげて
こんな風に 考えてみると
ほら と 新鮮な発見に気づかされます

気持ちよく 脳のマッサージをしてもらっている
そんな感じですね

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2016年06月24日

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