あらすじ
僕はあの日に戻る。
君の嫌いな人になって――。
感動のタイムリープ・サスペンス
メフィスト賞作家が贈る、祈りと奇跡の物語。
親友・秋月高輝が下宿の同居人4人全員を殺害し、建物に火を放ち、そして自殺したという。
もしもあの日、最後に会った彼に声をかけていれば。
後悔を胸に現場を訪れた真理に、奇跡が起きる。
目覚めると、真理は事件1週間前の下宿《おぼろ荘》にいた。
けれど、彼の大嫌いな人の姿で――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久々に再会した友人が次の日、彼の下宿先の住人を殺害し、自殺した。
事件に驚愕し憂う主人公に不運な事故が襲うが、命を落としたことをきっかけになんと事件の8日前にタイムリープ。そしてなぜか、彼の友人が嫌悪する住人の1人の身体で目覚め、なんとか事件を阻止しようと奮闘する物語。
タイムリープミステリとしては少々物足りないが、気分転換にはちょうどいい1冊。張られた伏線がきれいにつながっていくので読後は良い。読書が苦手な人にもおすすめ。
Posted by ブクログ
運命に抗い覚悟した者が、運命を変えられる権利を持つ。
『身を殺して仁を成す』
周りの人たちの幸せを最優先に考えられる主人公・真理の生き様に心震えた。
読後感も清々しく、心地良い余韻に浸れる作品だった。
Posted by ブクログ
火事で親友を亡くした主人公真理(マサト)。
自身も交通事故に遭い、目が覚めたら自分ではない別人となって1週間前にタイムリープしていた…。
親友を救うため、死の真相を確かめるために奮闘する。わくわくの設定がてんこ盛りです。
ただのタイムリープではなく、複雑な人間関係や他者への思い込みなどが合わさってどんどん予想出来ない展開となり、後半は一気に読み終わりました。
ただ、人間関係がややこしいので頭の中で辻褄を合わせるのに苦労したのと(わたしの理解力の問題)、登場人物の感情の変化に違和感があって入り込めない部分もありました。(これも理解力なのか…)
タイムリープして明らかになった真相は切ないものでしたが、どんな真実でもそれをどう受け止めるかが大事だとなのだと思います。
あの時話を聞いていれば、もっと向き合っていたら何か変わっていたのか…と葛藤しながらも、同じ過ちを犯さないようにと成長していく主人公はかっこよかったです。
タイトルの箔押しと装画がとても綺麗で、装丁好きにはたまらないです!金木犀を嗅ぎたくなります。