【感想・ネタバレ】ひかりのくにの子どもたち (1)のレビュー

あらすじ

陰謀論に支配された世界に挑む「哲学異能力バトル」!!

ヒューム、カント、ニーチェ、福田、丸山、リオタール、ドゥルーズ、フーコー……
偉大な系譜に連なる小さき者たちの「哲学異能力バトル」開幕!!

子どもたちはアルミニウム・キャップで通学し、学校では議会制民主主義の敗北とグローバル資本主義の勝利が高らかに謳いあげられる。

あらゆる陰謀論が現実となった世界で、学校に適応できずにいた御船千鶴子(みふねちずこ)のもとに、ある日、白衣の男がやってくる。

「センセイ」と呼ばれるその男は、自身の「世界観」を具現化する特殊能力を持つ子どもたちを施設に集め専門教育を施しているという。

潤・イマヌエル、ふー子・ミシェル、リオ・浅田・ドゥルーズ……「学友」たちとの出会いの影にうごめく「闇の政府」(ディープステート)の正体とは? そして「センセイ」の真の目的は……?

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Posted by ブクログ

難しい話はさておき、
読んでたら、
自分の嫌な面を自覚させられてしまった。
なかなかに抉ってくる作品にです。
僕にとっては!

先日読んだ『ときときチャンネル』が、
物理学のよく分からない理論で迫ってくるマンガ
だとしたら、
ほの『ひかりのくにのこどもたち』は、
◯◯主義とか、◯◯論とかの、
政治とか哲学とかのよく分からない話が、
覆い被さってくるようなマンガでした。
私にとっては。

2つは中身は全く違うのですが、
読んだ時に受ける印象が、
私にとってはわりかし似ています。

そもそも近づきがたい人や、
一緒にいるのはやぶさかではないけど
そんな人の時折見せる近づきがたい一面とか。
そんな人たちが見せてくる、
一言で言うと“マウント感“や
その結果作り出してしまう“不安感“ようなものを
感じてしまいました。
「作品に対して」というよりも、
「この作品の世界観を、
外の日常生活に持ち出してきそうな人たち」に対して。

難しい思考をすることができる
登場人物たちを、序盤で“ギフテッド“と
呼んでいます。
そんなギフテッドのもつ世界観や思索や言葉に、
凡庸な自分はついていけない…。
…という劣等感みたいなのがあるから、
逆に知的に優秀と思われる人たちのことを、
無意識に異物扱いしてしまいがちな
自分のもつ差別性。

気が合わない人や、価値観の違う人を、
違う“ものさし“を持ち出してジャッジして、
こちらもマウントを取ろうとしてしまう
いやらしさ。

そんな自分の考え方でさえも、
◯◯主義とか◯◯論とかで
一般化されてしまうんだろうなーという
底知れない不安。

そんなあれこれを含めて、
もっといろんなことを知りたいなーと、
思わせてくれる作品でした。
続きは気になる…。

そういえば、
エンタメ的な作品で、
さくら剛の『きみたちはどの主義で生きるか?』
という変な本があるのですが、
あのくらい砕けてた方が、
今の私にはちょうどよいです。

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2026年09月22日

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