【感想・ネタバレ】違法捜査官のレビュー

あらすじ

事件の早期解決のためなら、なんでもあり!

三十歳、警察官の仲條晴臣は出勤するなり、新しいペアを紹介された。
これで早くも三代目となる。
実は、初代も二代も「壊れて」しまい、ペア解消となっていた。
サボり上手で一筋縄ではいかない仲條は、所轄の誰もが持て余している人員なのだ。
しかし、今回の芹沢卓巳は、警視庁から来た四十代半ばの警部補。
仲條にとっては侮れない「敵」である。
そんな新造ペアに任されたのは、死体遺棄事件。
飲酒運転の検問突破を試みて、横転した軽トラックから死体が転がり落ちたのだ。
ふたりで現場から逃走した運転手を捜すわけだが、型破りな芹沢の「やり方」に翻弄される仲條。
振り回されつつも、次第に楽しくなってきた仲條の前に、警視庁の監察官・北山重行が現れた。
「変則的な」捜査を重ねるうち、単なる死体遺棄事件が予想外の大事件へと繋がっていき……。
重要事件に違法捜査は付き物? 捜査効率化のためなら、なんでもアリが当たり前のイリーガル・エージェント誕生!

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Posted by ブクログ

警察官ではあるが、なるべくサボりたい中條。ペアを解消されてひとり気ままにやっていたが、新しいペアがやってくる。芹沢警部補はだが、中條を上回るサボりたがり屋なうえに、違法捜査も厭わない一歩上手な捜査官だった。そんなコンビが車の中から出てきた遺体の殺人事件について調べ始める。

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

新美健『違法捜査官』小学館文庫。

先に読んだ『満州コンフィデンシャル』『レストア家族』が面白かったので、本作への期待は高い。

二転三転のストーリー展開、事件解決のためなら何でもやるという破天荒な登場人物のキャラクターが面白い。面白いのは確かであるが、『満州コンフィデンシャル』のレベルまでは到達しなかった。


サボり上手で一筋縄ではいかない30歳になる警察官の仲條晴臣は、初代の相棒と2代目の相棒に去られ、出勤早々に新しい3代目の相棒を紹介される。3代目の相棒は警視庁から来た40歳半ばの芹沢卓巳警部補で、仲條のさらに上をいくサボり魔で、違法捜査も厭わない無茶苦茶な警察官だった。

2人が捜査するのは、飲酒運転の検問突破を試みて、横転した軽トラックから死体が転がり落ちるという前代未聞の死体遺棄事件だった。仲條は、芹沢に振り回されながら捜査を進めるが、芹沢は事件に関係する芹沢のエスであるブラジル人を意図的に逃がすと自らも姿を消す。

そんな中、警視庁の監察官の北山重行が所轄署に姿を見せると、単なる死体遺棄事件は予想外の大事件へとつながっていく。

本体価格620円
★★★★

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2025年11月13日

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