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三十歳、警察官の仲條晴臣は出勤するなり、新しいペアを紹介された。
これで早くも三代目となる。
実は、初代も二代も「壊れて」しまい、ペア解消となっていた。
サボり上手で一筋縄ではいかない仲條は、所轄の誰もが持て余している人員なのだ。
しかし、今回の芹沢卓巳は、警視庁から来た四十代半ばの警部補。
仲條にとっては侮れない「敵」である。
そんな新造ペアに任されたのは、死体遺棄事件。
飲酒運転の検問突破を試みて、横転した軽トラックから死体が転がり落ちたのだ。
ふたりで現場から逃走した運転手を捜すわけだが、型破りな芹沢の「やり方」に翻弄される仲條。
振り回されつつも、次第に楽しくなってきた仲條の前に、警視庁の監察官・北山重行が現れた。
「変則的な」捜査を重ねるうち、単なる死体遺棄事件が予想外の大事件へと繋がっていき……。
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Posted by ブクログ
警察官の仲條晴臣は、面倒ごとが嫌いで手柄が欲しいと思わず、立身出世も望まない。
野心、虚栄心は身を滅ぼすと思い、脚光を避け、忍ぶことこそ最高の処世術だと言う変人である。
単独行動が気楽でいいのだが、初代も二代も壊れてペア解消になり、三代目が警視庁から来た芹沢卓巳警部補だった。
ペア早々、緩い感じの芹沢にやる気のなさやどこにでもいそうな顔を褒められ⁇失礼にもほどがあると思いながら芹沢の提案する違法捜査に翻弄されてしまう。
検問突破し、横転した軽トラから落ちた死体の結末が、予想外の大事件に繋がるのには驚いた。
だがもっと唖然とさせられたのは、警官のモラルから逸脱した芹沢の知識と技術は刺激的であり、「な?面白かったろ?」と仲條をスカウトすることだった。
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