あらすじ
「マーベルNOW! 」旗艦タイトル、ここに発進!
スカーレット・ウィッチが引き起こした「ハウス・オブ・M」事件の結果、絶滅寸前の状態に陥ったミュータント。
だが、フェニックス・フォースの到来は再びの繁栄をもたらした。
ミュータントが再び、人類と肩を並べる存在となったのだ。
しかしそれは、人類とミュータントの緊張状態の再燃を意味していた。
フェニックス・フォースを巡る戦いで矛を交えたアベンジャーズとX-MENは、この新たな事態に対し
、これまでにない対応を迫られる。
チャールズ・エグゼビア教授が夢に描いた人類とミュータントの平和的共存を実現すべく、二つのスーパーチームは手を取り合う時代が来たのだ……。
アベンジャーズとX-MENのベストメンバーが集う、最強チーム!
『AVX』後の新たなマーベルユニバースを描く「マーベルNOW!」の旗艦タイトル、ついに登場!
【収録】UNCANNY AVENGERS #1-5(2012)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
AVX後の困難な社会状況に対抗するために新たに結成されたアベンジャーズを描く作品…なのだが、とにかく全編通して雰囲気が重い。状況が困難なのは分かるがここまで重苦しくしなくても良いのではないかと思ってしまう。タイトルをリセットして新規参入しやすくした、と言っても新規参入はしにくそうな一冊だと思った。本筋と関わらない今後の展開の準備も豊富そうなので、既存の読者には面白そうな雰囲気だが。
とはいえ、アベンジャーズにミュータントがミュータントして参入した、というのは大きな要素なので面白いと思える。ただそれは常にテーマが重くなりがち、ということを意味しそうなのがまた不安なところだ。
ただ、かつて大事件を起こしたスカーレットウィッチと、よくウィッチと反目するローグとがチームにいるのはすなおに楽しく、ハボックの人の良さに惹かれたりもするだろう。何にしても、解説書で編集部自ら言う通り原初の時点で微妙なところで終わってしまうので、続刊を待つほかない。