あらすじ
原作クリス・クレアモント、作画フランク・ミラー 日本を舞台にウルヴァリンの愛と怒りが炸裂する不朽の名作、ついに日本上陸!
愛する人、矢志田真理子からの連絡が途絶えた。不安に駆られたウルヴァリンは、居てもたまらず日本を目指す。
そこで彼を待っていたのは、伝統と因習に囚われた摩訶不思議な東洋の神秘だった。
敵地で孤軍奮闘する彼を待つ新たな出会い。幾多の困難を乗り越えて、彼は真理子との恋を成就できるのか。
1982年に発売されたウルヴァリンの記念すべき独立誌第1弾。
原作は、X-MENの代名詞的存在であるクリス・クレアモント。作画は、当時、『デアデビル』で脚光を浴びていたフランク・ミラー。
アメリカンコミックスの長い歴史で初めて、現代日本の姿を綿密に描いた話題作、ついに邦訳。
加えて、その後日談となる『アンキャニィX-MEN』#172、#173も収録。
ウルヴァリン伝説の起源を目撃せよ!
収録タイトル:WOLVERINE #1-4, UNCANNY X-MEN #172-173
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
映画「ウルヴァリン:SAMURAI」の元となったエピソード。前書きにある情報を見るに、当時のウルヴァリンが野性的で凶暴であるから人気であった状況から、あえて「サムライ的」なキャラクター像を打ち立てた作品とのこと。当時の反発はものすごいものだったらしいが、そのあとの姿を読んでいる自分からするとこの時ふるった大ナタが今でもしっかり効いているのが分かる。マーベルの初めてのミニシリーズだというのも合わせ、非常に貴重な一冊だろう。
秀逸なのは、当時の情報通信技術の中で、日本文化をよく理解していなければ書けないことが多いということ。日本をこういうレベルで描いてくれたからこそウルヴァリンは日本でも人気、という一面もあるはずだ。なかなか貴重な時代の「アンキャニィ・X-MEN」も読めるのでお勧め。
Posted by ブクログ
「ウルヴァリン SAMURAI」の原作というか、原案ですね。
まあ、未知の国、神秘の国・日本が舞台ということで、ツッコミどころはいっぱいあるのですが、それもふくめて面白いではないかと思います。
時代が変わったので、映画の方がツッコミどころは少なくなってたと思います。まぁ、怪しいところと、怪しい日本語はいっぱいあったけど。
まぁ、うかれているウルヴィにたたきつけられる最後の一言が、ちょっと、唐突で、衝撃的で、お前、ちょっとは疑問に思えよとか思いますが。
あと、そこに、チャーリーいるのにわからなかったのかいとか思いますが。
真理子と雪緒の対比も、映画でもよかったけど、こっちも良かったですよ。
雪緒、実はけっこう好き。