あらすじ
絶望的なまでに健常者中心の社会を、熱狂的な〈お祭り〉でかき乱す、横浜ピアスタッフ協会(YPS)。「ピアになる」瞬間を追い求める当事者たちの活動、法人化への葛藤、それを「書く」ことの政治性……10年間の調査に基づくノンフィクション。
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Posted by ブクログ
突然その日に参加した人が長年運営していた人と同等の発言権を持つという組織運営は、一貫性に欠けること誰が責任を持つのか曖昧になることなどまともな人やまともな組織にはとても考えられないことだと思う。私はかつてこのような運営をしている組織に属していたことがあり、その開放性平等性は心地いいものだった。YPSが社会福祉法人シャロームの家の一下部組織となって外部の人、当事者がYPSから去っていったことは当然の帰結だなと思う。公的なもとい数年で交代する役人が監査する組織となっては形骸化は免れない。ここ最近の障害者就労の現状を考えると少しづつでも精神障害者の就労の門戸が開けていると感じている。その時ピアスタッフである意義はこれまで以上に「当事者の権利擁護」となりそれを許容する組織運営でない限りピア活動の勢いはそがれていくだろう。横山さんの繊細で自意識過剰なところも少し気になった。