あらすじ
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教育と格差、カオスと幸せ、災害とデマ、対話とAI、人と情報、半身と全身、権力と常識……。戦争を知る最後のジャーナリスト・田原総一朗から、次代を生きる者たちへ、「問い」の灯火を託す。
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Posted by ブクログ
本書を通して強く感じたのは、「一次情報に触れること」の重要性です。偏った情報だけを見ていても、本当の教養や多面的な視点は身につかない。だからこそ、自分で見て、聞いて、考える姿勢が必要なのだと感じました。
著者である田原総一朗さんは、太平洋戦争前後で、メディアや学校教育の“正義”が180度変わる様子を実際に体験しています。その経験から、「世の中で正しいとされていることを疑う視点」を持つようになったという話は非常に重みがありました。
また、あえて社会的に問題視されている人物や事件の当事者に取材することで、その時代の本質が見えてくるという考え方も印象的でした。堀江貴文さんや、あさま山荘事件に関わった人物などを例に、表面的な評価だけでは見えない背景に目を向ける姿勢には考えさせられました。
さらに、本書では「世の中に答えはない」というメッセージが繰り返し語られます。例えば、自由と平等はどちらも大切にされる価値観ですが、自由を追求すれば競争や格差が生まれやすくなり、完全な両立は難しい。だからこそ、“正解”を鵜呑みにするのではなく、自分自身に問い続けることが大切なのだと感じました。
情報が溢れる時代だからこそ、自分の頭で考える姿勢を忘れないようにしたいと思わされる一冊でした。