【感想・ネタバレ】ポストヨーロッパのレビュー

あらすじ

世界を覆い尽くす際限のない消費主義と,各地で激化する保守主義や他者の排除――.故郷喪失の感覚と故郷回帰への欲望に囚われた時代,哲学は何を示すことができるだろうか? アジアとヨーロッパを横断する哲学者がハイデガー,スティグレール,西谷啓治らとの対話を通して描き出す,〈ヨーロッパ化〉した惑星を超え出る思考

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Posted by ブクログ

著者の問題意識はともかくとして、本文は読みにくく、揺蕩うているように思われます。巻末にある訳者解題をはじめに読んだので、輪郭が掴め、なんとか本文も読み通せたように思います。

本書は、テクノロジーに伴って故郷喪失した私達が、故郷を求めて排外主義に陥った過去を繰り返さず、新しい思考(思考の個体化individuation of thinking)を求めていくものです。それは訳者解題によれば、非合理的なものも含めて整合的に一貫した知の地平を創出しようとするもの。

20年前に聞いた「コスモロジー」に通じるものかもしれません。しかし、思考の個体化は新たな概念の発明をし、思考の個体化を促進する制度を創造したり、デザインの認識論的基礎に介入してテクノロジーを変革する、と想定されています。「コスモロジー」にはそこまでのパワーはありませんでした。

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2026年03月26日

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