あらすじ
花園学園中学校、略して「花中」の探偵クラブは、創立時から存在する伝統あるクラブ。現在中2の部長・神保雷太を中心に、個性豊かな部員たちが活動し、学園におこる怪事件を解決していきます!真夜中、ドアを強くノックするような音に悩まされていた担任の松坂先生の家に、科学的な分析の得意な部員の橋本健介と泊まって、怪現象をスピード解決! 一躍有名になった探偵クラブに、今度は男子中学生の幽霊を見たといううわさや、学校近くの民家から、真夜中に音楽室で毎夜ピアノの音がするという通報があった。「すべての事件には動機がある」をモットーに動き出した探偵クラブだったが、何年も前に亡くなった生徒の名前の答案用紙が雷太の家のポストに入っていたり、顧問の大泉先生のカギをかけた机から数学のテストの答案用紙が消えたり、美術室の椅子が不思議な形に並べられていたり、と謎は深まるばかり。さていよいよ神保雷太の名推理が冴え渡ります!
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Posted by ブクログ
音楽室から真夜中に聞こえてくる「月光」のメロディ、一人でに動いた美術室の机、そして亡くなった生徒の幽霊…。花園学園中学校の探偵クラブ部長、神保雷太が部員たちの幽霊騒動に挑む!
なかなか「上手いなぁ」と感じた児童向け推理小説でした(と言っても推理ものはあまり読まないので素人の印象ですが…)。トリックと事件の真相が上手くかみ合っています。ただ、物語の導入部分がちょっと雑というか、物足りないかなぁ。探偵クラブ部員は6人いるんですが、描き足りないキャラもいますし。トリックが面白いだけに、ちょっと勿体無い。
Posted by ブクログ
え?田島みるくって、あの田島みるくさん???
絵はそうか・・・。今時っぽくないと思ったら(失礼)
中学で探偵クラブの部長、神保雷太。2年C組。本文の自己紹介で自分が聡明とか頭脳明晰とか語る、だけど数学が苦手で実際は、まあごく普通の推理小説好きな中学生。副部長は橋本健介、理数系でいつもクールにしている。推理をきちんと実際に検証する。ぼくらは英語の松坂先生の家の夜中のノック事件(?)を解決し、そして、学園でうわさの幽霊事件にいどむ。
1人称で雷太が語っているが、クールに決めてるようで、本当は・・・みたいなのが面白い。最後にもうひとひねりあったらいいのに。