あらすじ
雪に閉ざされた城でユーリアを待っていたのは、暴君侯爵ラディス。毎夜の荒々しい愛撫は花嫁へのものとは思えなくて――。浴室で、白昼の森の中で、時には目隠しをされて火照る全身を焦らされ……激しく肌を重ね合わせながら、ふと見せる優しさに惹かれていくユーリアの心と身体。この人と共に生きていきたい。いっぱいの愛おしさの中で、淡い初恋の思い出が蘇ってきて――!?
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Posted by ブクログ
年の差は倍くらいあるっていう設定ですけど、変な癖もなくて、普通に面白かったです。狼が結構出てくるので、後半ラディスの思わせぶりな台詞で、狼が絡んでくるのかなあって思ったら、全然違って、狼なくてもよかったんでは?って思いました。
自分から国王に依頼して、ユーリアを娶るつもりだったのに、素っ気ない態度を取ったりしてユーリアを翻弄しながらも、たまに見せる優しさっていうのが、大人な感じがしました。
ユーリアもよくある感じで、勝手に愛されていないって思い込みはするんですけど、ずっとそれを引きずってなくて、許容範囲でした。
残念なのはイラスト。
表紙はまだましですけど、中のイラストは稚拙な感じで、それがちょっともったいないかなぁって思いました。