あらすじ
黒崎雄一が所属する高校のIT研究部が運営するウェブサイトに、自殺の予告を思わせるメッセージが書き込まれた。ただの悪戯かもしれないと思いながらも、ネット上での交流が深かった雄一は、メッセージの送り主、天空のアイを捜し出すことを決意する。わすかな手がかりを頼りに捜索を始めた雄一は、同じように天空のアイを探そうとする掲示板の常連、薔薇の棘と出会う。そしてふたりは協力し、天空のアイを捜そうとするのだが……。第8回電撃ゲーム小説大賞<大賞>受賞作家が贈る、青春サスペンス!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「で、どれが北極星なんだ?」
読み終えて思うのは、タイトルがすごいシンプルだったこと。逆に今風に感じる。自殺をほのめかすメールを見た男女のドタバタ珍道中。ボーイミーツガールだけど、唯が活発で、よくある女の子の可愛さ描写みたいなものが少なくてストーリーを邪魔しなくてとても良かった。外見の描写よりも、唯が怒ったり笑ったりする事に対してこいつ女じゃないな、ちくしょう、みたいな気持ちの描写が多くて二人が対等な雰囲気を感じられたのがとても良い。好き。登場人物に背景があるのもよく分かるし、でもくどい説明でもなくて飽くまで天空のアイ探しをするブラックナイトと薔薇のトゲだったのが読みやすかった。バイク乗り回していたからか、スピード感ある。伏線というか、泣かない、を最後に回収していたのもスッキリした。スッキリ読めた。
Posted by ブクログ
バグとバイクとICTの話。一通の電子メールから始まる短い冒険。物語の構成上「天空のアイ」の正体は簡単に予想がついてしまうしサスペンス的な要素も薄いのだが続きが気になってすぐに読み切ってしまった。発売したのは10年以上前。モバイルという呼び方が時代を感じさせる。アクティブかつアグレッシブな主人公たちに振り回される大人たちという構図は面白いが、校長たちは生徒の個人情報を易々と渡しちゃマズいでしょ。
Posted by ブクログ
まず主人公の行動力にビックリでした。動く動く笑
ヒロインもとっても変わってました。
見えもしないメールの相手を心配して、徐々にそれにキャラクターたちが近づいていくストーリーなんですが、すげぇなぁと思いました。
今の世の中がこんなことばっかりなら平和なのにねぇ