【感想・ネタバレ】僕の先輩のレビュー

羽生山へび子

「僕ぁ 愛のハゲタカだよ！ 先輩が消耗するの待ってるんだ!!」自称・愛のハゲタカこと飴宮はじめは、学校中から恐れられている先輩、二宮三郎に猛烈アタック中。ハイエナよろしくつきまとうはじめにウンザリ顔の三郎だったが、一途で真っすぐな体当たりの告白に気持ちはガッチリ仕留められた!? 笑って、ヘコんで、ご飯を食べて、一緒にすごした今日はとっても幸せだ！ 羽生山へび子の初コミックス登場!!

[きのこの国から · ★★★★★]

この絵柄が泣けるんです。

最近のBL界にはない絵柄だと思います。
少し前の作品でガラケーとか出てきます。
この中にちょいちょいギャグと言うかおもしろワードが出てきて笑えます。ヒゲ、ハゲ、ムナゲ、マユゲ、とちょちょっと書いてたりするのがツボでした。

せんぱいとはじめの関係性が意外とプラトニックでもどかしく、時折すこーし触れ合うぐらいでほとんどがはじめの一方通行のような愛情表現の物語です。

言葉にはださないもののはじめを思う強面せんぱいの優しさが作品のあちらこちらから滲みでて、1巻の最後では優しさ大爆発しています。
不器用なんでしょうね。きっと。

この漫画は泣きたいときに1巻の最後の方だけ読んでも泣けるというすごい漫画です。

どんな作家さんか気になって調べたら先月お亡くなりになったと発表されてました。

せんぱいとはじめの続編希望とか夢のまた夢になってしまいました。会ったこともないのに悲しくて残念でなりません。

他の作品も購入しました。
羽生山さんのお人柄が伝わるような楽しくて優しい作品を描いてくださってありがとうございました。

羽生山さんはお亡くなりになってしまいましたがこの作品は令和もその先の時代にも皆様の記憶に残っていくと思います。

[ブクログ · ★★★★★]

可愛い系の押しが強い後輩が堅物で不良な先輩を絆していく…
っていう設定は別に新しくないんですけど、
主人公の弁当屋でのバイトの描写だとか、
トビしてる先輩とその仲間達だとかが凄く現実味が強く描かれていて凄く新鮮でした。
絵柄もギャグでまんじゅうみたくなっている主人公がシリアスになった時の憂い顔に、何度もハッとしましたし、
空気感とか、匂いが伝わってくる様な味わい深い絵です。
ギャグなのに泣けて、シリアスなのに笑えるので読んだ後の満足感が凄かったです。
BLCDも出ているので買おうと思います。

[ブクログ · ★★★★★]

飴宮はじめの先輩(二宮三郎)への愛が溢れた一冊です！
出会いは夏祭り。。。
友達(三木)とはぐれ路頭に迷うはじめ。
そんなはじめに不良たちが絡んでくるのですが
それを助けたのが『先輩』！
これがはじめと先輩の出会いです。

それからはじめは先輩を追いかけまくり
学校中から恐れられている先輩に猛アタック！！！

初めはウザがっていた先輩も
はじめの一途でまっすぐで体当たりな告白に
徐々に気持ちが。。。続く(笑)

途中、はじめの友達(三木)と先輩の後輩(名島千早)
の恋愛も薄っぺらくあるのですが
それもなんか笑えて面白いし
とにかくギャグセンスがハンパない！！！！

笑えて、それでいてストーリーもしっかりしていて
すべてはじめと先輩の話なので
短編ものが苦手という方には特にオススメです！

[ブクログ · ★★★★☆]

賛否両論あったらしい作品ですが、わたしは凄く好き。ギャグとしてもビーエルとしてもとても面白い。はじめはバカ可愛くて憎めなくて先輩とのやり取りも素晴らしいし、絵柄も味があっていいんじゃないんでしょうか。