あらすじ
税金は複雑でめんどうで怖いものだと思われているが、実は国が私たちに何をしてほしいかを教えてくれる宝の地図だ。税制をうまく使って大きな財産を築こう。
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Posted by ブクログ
米国の会計士の書いた節税本なんて役に立つだろうか、という問いはもっともだが、本書の要諦は、税法は公平性を目的としているわけではなくて、政府が特定の活動に奨励するためにあるのだから、それに沿って行動してみましょうよ、という提案にある。
日本に住む投資家にとっての問題は、日本ではいわゆる投資が奨励されてなさそうなことだが、それはまた別問題。
日本は製造業で成り立たせるのだ、という国家の意志が日本の税法のなかに埋め込まれていて、そこは米英を始めとする旧大英帝国での事例を細かく見ていく本書とはやはりずれてしまう。
ああ、だから日本はそんなに格差が発生しないのね、ということが逆説的にわかる一冊。