【感想・ネタバレ】有閑貴族のミステリー・オーブンのレビュー

あらすじ

名家の子息たちが通う一ノ宮学園。雪丸蓮(ゆきまるれん)はその高等部の一年生だ。
ある日の放課後、蓮は帰り道で一軒のベイカリーを見つける。
街の死角にひっそりと佇むその深緑の小さな店には「Meli(メーリ)」と書かれた看板が飾られていた。
ひょんなことから店主の榧木(かやぎ)と知り合いとなった蓮だが、ただのベイカーとは思えない榧木の洞察力により、とある悩みを打ち明けることになって……。

クロワッサン、シュークリーム、サンドイッチ、フォカッチャ。
焼き立てパンと焼き菓子に謎の香りを添えた、美味しいベイカリー・ミステリ!

◆登場人物
・雪丸蓮(ゆきまるれん)
一ノ宮学園高等部一年生。真面目な性格。
訳あって父親と二人暮らし。

・榧木(かやぎ)
ベイカリー「Meli」の店主兼オーナー。どこか貴族然としている。
ベイカーとは思えない洞察力の持ち主。

・東城公央(とうじょうきみちか)
蓮のクラスメイト。剣道部所属。明るい性格で社交的。

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Posted by ブクログ

 面白かった。これぞパンを食べる醍醐味みたいなコメントと、章題になった意味とのつながりの深さよ。

 おぼっちゃま学校の高等部に籍を置く主人公が、両親が離婚し名門の家を出た父についていく事から始まった理不尽を、父や友人やパン屋で会った人の事件を解決する事で、自覚し、成長していく物語。『シードゥス』に近いかな。

 パン屋の榧木さんが、謎。たぶん続きが出て、そこで明かされていくのだろう。

 好きなセリフ。
「僕は一人でいる事が気になりません。」
 苦手な人たちと曖昧な愛想笑いで会話を続けるよりも、好きな本を読んでいた方が、よほど精神衛生にいいと、常日頃思っているので、このセリフには共感しかない。

 次巻、出るかな?私の好きなシリーズは打ち切りになったり、1巻しか出なかったり、あまり売れ筋ではない本が多いので、続きが出ると良いな。

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2026年10月31日

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