【感想・ネタバレ】語学の天才まで1億光年のレビュー

あらすじ

語学は魔法の剣! 学んだ言語は25以上! の辺境ノンフィクション作家による、超ド級・語学青春記。自身の「言語体験」に基づき、「言語」を深く楽しく考察。自動翻訳時代の語学の意味を問う。さらにネイティヴに習う、テキストを自作するなどユニークな学習法も披露。語学上達のためのヒントが満載。そしてコンゴの怪獣やアマゾンの幻覚剤探し、アヘン栽培体験などの仰天エピソードにおける語学についても語られる。『幻獣ムベンベを追え』から『アヘン王国潜入記』まで、高野作品の舞台裏も次々と登場。インドで身ぐるみはがされたせいで、英語が上達、暗黒舞踏家のフランス人女性に生きたフランス語を学び、コンゴでリンガラ語を話してウケまくる。コンゴでの「語学ビッグバン」体験により、語学の面白さに目覚め、以後、現地を訪れる際に必ずその言語を学ぶ言語オタクと化した著者。辺境の言語で辞書もテキストもない場合は、ネイティヴを探して学び、文法の法則は自分で見つける。現地で適当に振り回すと、開かずの扉が開くこともある語学は「魔法の剣」だという著者。地域や人々を深く知る上で、語学がいかに有効な手段であるかも綴られる。著者自作の地図や図版を多数掲載。各国、民族の言語観や、言語同士の相関をわかりやすく解説。知的好奇心が満たされるとともに、破天荒で自由な著者の青春記を堪能できる一冊。言語愛あふれるエピローグも感動的。

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Posted by ブクログ

有名な探検ノンフィクション作家のようだったが、全く知らずに本屋で見かけておもしろそうと購入。大当たりの作品だった。
とても読みやすい文体でありながら、内容的にも色々な学びが得られる。言語に少しでも興味がある(なくても)一読する価値は十分にある最良作。

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2026年10月19日

Posted by ブクログ

この本を読んで、自分は語学を学ぶことに対して自らハードルを上げていたのかも知れない。
かといって、著者のようにアグレッシブにはいかないが、語学に対して、私のようにハードルを感じている方には、学び方のヒントや座学だけで終わらない、言葉への接し方の方法を知ることができる為オススメだと思う。

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2026年10月07日

Posted by ブクログ

世界の辺境を旅し、その行程を数多くのノンフィクションとして送り出している著者。必要に応じて習得した言語は20数か国語以上!中には教科書や解説書どころか、文字そのものがない言語まで。そういうレアな言語から、英語、スペイン語などメジャーな言語まで、著者が外国語との関りをまとめたノンフィクション。

著者は自分のことを”語学の才能がない”と評しています。習得した言語は現地滞在中は使うものの、滞在が終われば忘れてしまうので、”○カ国語が使える”という訳ではないからと。しかし本書を読んでいて、著者の言語の習得に対するゲリラ的なアプローチと、破天荒に見えて緻密な手法からは、著者は語学習得の天才ちゃうか、と思わされます。

本書で最も刺さったのは「AI翻訳が実用的レベルに達した今日、語学を習得する意味は何か」という疑問に対する著者の考えを述べた部分です。著者は”語学には2つの種類があって、一つは意思伝達のため、もう一つは親密になるため”と分類しています。意思伝達の語学は、旅行先や買い物でのやり取りに代表されるもので、これはAIで代替しても問題なし。しかし、相手の事をより深く理解したい、友達になりたいという気持ちになったら、いつまでもAIに頼らず、直接言葉を交わしたくなるはず。そういう役割の語学は今後も必要とされていくだろう、という著者の考えには大いに共感がもてました。日本にいても携帯の翻訳で道を尋ねられるより、直接言葉で尋ねてもらって、やり取りする方が何か嬉しいし、それが伝わった時の高揚感って、AIに置き換えてしまうのはもったいない気がします。

このようなちょっと堅い部分だけではなく、語学を習得するプロセスで著者が出会った数多くの外国人の人達のやり取りなどのエピソードが非常に面白く、それだけでも十分に楽しめます。

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2026年10月26日

Posted by ブクログ

言語とは「魔法」だ。
子どもの頃から魔法に憧れ、魔法が使えたらどんなに良いだろうと夢想してきたものだが、現実世界にも魔法は存在する。それが言語だ。言語を使うことで、開かない扉が開き、今まで行けなかった場所に行ける。

高野さんはそんな「言語」に魅せられ、便利な道具として言語を使って世界中を旅していく。
フランス語、リンガラ語、スペイン語、タイ語、ビルマ語、中国語、シャン語、ワ語…様々な言語に四苦八苦しながらも、アグレッシブに学んでいく高野さんの姿は、母語である日本語しか話せない私にとってはとても眩しい。
高野さんはご自身を言語の天才ではないというけれど、高野さんの言語学習のやり方は十分天才的だと感じる。

1番なるほど…と感じたのは、話す必要があれば言語は話せるということだ。
学校や英会話教室などで英語を習ってきたのに話せない自分に対して、本当に才能がないな…と落ち込むことも多かったのだが、考えてみれば自分には話したいことがなかった…。なんとなく話せるようになったらいいな…くらい気持ちでは、中々言語は上達しない。しかし、高野さんのように話さなければ日本に帰れないという絶体絶命の状況に陥ったら、話さざるを得ない。なんとか自分の状況を説明して助けを求めるしかないのだ。目的があるということが、劇的に言語習得のレベルをアップさせる。荒療治ではあるが、そういう環境に身を置くことも大事なのだろう。

あと、言語とはコミュニケーションのツールであり、「自分一人で会話するということはない。必ず相手がおり、その相手はたいていの場合、コミュニケーションを成立させるためにこちらに協力してくれる」という点は盲点でした。た、確かに…。外国語をしゃべるとき、自分一人でなんとかしなくては…と思っていましたが、会話とは協働作業なんだなぁと、当たり前のことに気づかされました。(高野さんとの不慣れな英会話に協力してくれたのはインド人の詐欺師たちでしたが…)

言語を知ることは、その言語を話す民族の常識・習俗を知ることである。本書を通して、奥深い言語の世界を覗き見することができて、とても楽しかった。

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2026年10月15日

Posted by ブクログ

最後のエピローグで、こんなAIが発達した現代で果たして、言語を習う必要があるのか…
言語には2つの意味がある
情報を取得するためと親しくなるためだ
習う意味は、後者の親しくなるための意味合いが強いような事が書かれていて、確かにと思った
翻訳ソフトを使えば意思疎通はできるけど、やっぱり機械を通すというワンクッションがあるためどうしても距離を感じでしまう
ニュアンスの違いで伝えたかった事と違うように伝えてしまうかもしれないと
やはり生きた人間の言葉は大切だなと感じるが、作者と同じくもう頭に入ってかないし、なんなら出ていくスピードの方が早い気がする(笑)
でも、やっぱり仲良くなりたいし、頑張ってみようかなんて読んでみて思った

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2026年10月17日

Posted by ブクログ

筆者は秘境探検家で、現地でのコミニケーションの為に語学を勉強するのですが、語学の勉強方法を独自で編み出して実践してゆくのがめちゃめちゃ凄かった。
心に残った言葉は、
「一つのことを理解するのに呆れるほど労力と時間を要したが、それがわかったときの快感は何にも代えがたかった。それに先生や教科書が教えてくれた文法事項はなかなか覚えられないけど、自分で"発見"したことは絶対に忘れない」
私には少々難しく、理解出来なくて軽く読み飛ばす部分もあったんですが、ユーモアもあって面白く興味深く読めました。

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2026年10月15日

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