【感想・ネタバレ】欠けたまま満ちるのレビュー

あらすじ

「努力は実る」「夢は叶う」。
子どもの頃に信じていたあの言葉は、優しい嘘だったのかもしれない。
現実には、努力は実らず、愛は届かず、善意は踏みにじられる。

たくさん傷ついてきた。
その痛みがわかるからこそ、あなたはどこまでも優しい。

「自分が折れればいい」と笑って、
何食わぬ顔で今日を暮らす不器用なあなたへ。

報われなくてもいい。認められなくても、いい。
誰かに愛されるより先に、まずはこんな自分を愛せますように。


大ヒット『それでも光に手を伸ばす』のPayao、待望の新作。

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Posted by ブクログ

前作の『それでも光に手を伸ばす』も大好きでしたが、個人的には今回の『欠けたまま満ちる』のほうが、さらに好きでした。

前作が、苦しい夜の中でそっと手を差し伸べてくれるような本だとしたら、今作は、傷や欠けた部分を無理に治そうとせず、そのまま一緒に生きていく方法を教えてくれるような本でした。

読んでいて何度も、「ああ、このままでもいいのかもしれない」と思えました。強くならなくても、全部を乗り越えなくても、完璧に立ち直らなくてもいい。欠けた部分を抱えたまま、それでも人はちゃんと満ちていける。

Payaoさんの文章は、きれいごとだけではなく、弱さや寂しさまでちゃんと知っている人の言葉だから、すっと心に入ってきます。ページをめくるたびに、自分でも言葉にできなかった気持ちを代わりに見つけてもらったような感覚がありました。

前作が好きだった人にはもちろん読んでほしいですし、今ちょっとだけ生きることに疲れている人にも、そっと渡したくなる一冊です。

前作より、さらに好きでした。

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2026年10月02日

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