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Posted by ブクログ
前作の『それでも光に手を伸ばす』も大好きでしたが、個人的には今回の『欠けたまま満ちる』のほうが、さらに好きでした。
前作が、苦しい夜の中でそっと手を差し伸べてくれるような本だとしたら、今作は、傷や欠けた部分を無理に治そうとせず、そのまま一緒に生きていく方法を教えてくれるような本でした。
読んでいて何度も、「ああ、このままでもいいのかもしれない」と思えました。強くならなくても、全部を乗り越えなくても、完璧に立ち直らなくてもいい。欠けた部分を抱えたまま、それでも人はちゃんと満ちていける。
Payaoさんの文章は、きれいごとだけではなく、弱さや寂しさまでちゃんと知っている人の言葉だから、すっと心に入ってきます。ページをめくるたびに、自分でも言葉にできなかった気持ちを代わりに見つけてもらったような感覚がありました。
前作が好きだった人にはもちろん読んでほしいですし、今ちょっとだけ生きることに疲れている人にも、そっと渡したくなる一冊です。
前作より、さらに好きでした。
Posted by ブクログ
【人間関係に悩み、ひとり反省してしまう人
自分を犠牲にして他人を優先してしまう人】向け
人と関わって傷いた日々も、無駄ではないのだと肯定してくれる本。
どれだけ自分と向き合い続けてきたか、その深さが深ければ深いほど、他人を思い大切にできるのだという言葉に今の自分が肯定されているようで嬉しい。
大人になって魅力を感じる人は、見た目とかではなく、品性がある人。
私も品性を磨き続けていきたい。
◾️心に残った文章
人は自分と向き合った深さまでしか、他人と向き合えないのだとも思う。
長い夜の底で、自分の弱さや醜さと対峙した時間。
その孤独な潜水の深さの分だけ、他人の悲しみを汲み取れるようになる。
そう思えば、今ここにある寂しさも、いつか誰かを深く愛するための美しい伏線のように思えてくる。
人の魅力とは結局品の良さに行き着くのではないか。
自分の醜さをどう扱うかというのが品の良さ。
嫌いな人の不幸を娯楽にしない、自分の寂しさを誰かへの支配にかえないこと。
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