【感想・ネタバレ】ホラー映画ベスト10殺人事件のレビュー

あらすじ

ホラー映画評論家・庄内良輔(しょうないりょうすけ)の周囲で、映画関係者が次々と惨殺されていく! しかも『悪魔のいけにえ』『スキャナーズ』など、彼がベスト10に挙げた映画の殺人シーンと同じ殺され方で。動機は山ほどあってアリバイは無い――。庄内は有力容疑者となってしまうが、謎の殺人鬼は、彼自身の背後にも迫っていた。映画界の裏側をブッタ斬る、伝説の傑作がついに文庫化!

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Posted by ブクログ

これって……ユーモア小説なのか。ちょっとびっくり。でも読んでみると、たしかにそうでした。スプラッタだけれど軽快です。というよりむしろ、スプラッタ映画の軽快さを前面に押し出している印象。
これもまたホラー・バッシングに対する反発なんですかね。犯人の姿は、「ほら、こんな風になっちゃうからホラー映画を観るのは悪いんだよ」という実例みたいで。だけどそんなはずあるかいって。たしかにこの作中では犯人のみならず、なのでちょっとアレなんですけどね(苦笑)。
数々の有名ホラー映画が題材になっているので、知っていると嬉しいです。知らないのはチェックしたくなります。ああさらにドツボ……。

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2010年01月15日

Posted by ブクログ

初の友成純一、もっと彼の著作を読みたくなった。
仲が悪いとされる実在の同業者 (映画評論家) をモデルにした登場人物を瀕死に陥らせるとか、どうしてそんな事するのか解らないけど、もっとやれ
という意味で面白い
という意味で狂ってる
 
友成純一自身をモデルにしてるとしか思えないスプラッター映画評論家の周囲で血みどろ連続殺人事件が起こるサスペンス。
サスペンスだけど、ブラック・ユーモアの方が効いている。
 
自虐としか思えない主人公や映画ファンの内面描写が笑える。
またスプラッター・ホラー映画の有名な / マニアな殺人シーンの再現が単純に楽しい。
新宿ゴールデン街の狭い路地を舞台にした チェーンソー VS 巨大チェーンソー のいかれた殺し合いは2000年頃の 三池崇史 映画かと思った。
 
虚実ともにマニアックな題材なので、かなりのマニア向け。
 
余談ですが、瀕死にされた映画評論家のモデルは 塩田時敏 だそうです。
 
塩田 とか 友成 とか 東京ファンタ とかのキーワードにピンと来ないとあんまり楽しめない可能性があり、普通の小説だと思われちゃいそうです。
が、かなり無茶というか意欲的な内容だと思うよ。
 
キネ旬 も必要かな? キネ旬 読まないから解らないや。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

タイトルとは裏腹に、推理小説ではありませんでしたね。(^^;
ぶっちゃけ、映画批評業界の裏話と、スプラッタ満載のコミカルホラーって感じ。
とにかく、スプラッタ映画ばりに人を殺すシーンを詳細に書いているんですな。もう、他のことはどうでもいいやって感じで。(^^;
あまり売れるような種類の作品じゃないけれど、好きな人なら他の作品も読みたくなるはず。
僕はちょっとした息抜きになら読んでも良いかなって感じだけれど。
(探してまでは読まないな。(^^;)

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2018年11月12日

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