あらすじ
新書大賞2024で第5位にランクインし、大きな話題を呼んだ鈴木大介のノンフィクション『ネット右翼になった父』を、人気漫画家・とあるアラ子がコミカライズ。
「わからないことをそのままにするな」
そう息子に教えてきた、知的で厳格な父。
しかし病を患ったあと、父は耳を疑うほど差別的な言葉を口にし、家族を傷つけるようになっていく。
なぜ父は「ネット右翼」になってしまったのか?
父の死後、息子は生前の父の言動の背景を求め、父が生きた時代やその人生、家族との関係をたどっていく。ひとつの結論にたどり着くまでに要した時間は、2年半。そこから浮かび上がってきたのは、「ネットのせい」だけでは片づけられない、複雑な背景だった――。
最後までわかり合えなかった父を、息子は理解することができるのか!?
家族の分断に向き合う、衝撃の実話コミック!
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Posted by ブクログ
「わからないことをそのままにするな」
そう息子に教えてきた、知的で厳格な父。
しかし病を患ったあと、父は耳を疑うほど差別的な言葉を口にし、家族を傷つけるようになっていく。
なぜ父は「ネット右翼」になってしまったのか?
父の死後、息子は生前の父の言動の背景を求め、父が生きた時代やその人生、家族との関係をたどっていく。
ひとつの結論にたどり着くまでに要した時間は、2年半。そこから浮かび上がってきたのは、「ネットのせい」だけでは片づけられない、複雑な背景だった――。
最後までわかり合えなかった父を、息子は理解することができるのか!?
家族の分断に向き合う、衝撃の実話コミック!
新書大賞2024で第5位にランクインし、大きな話題を呼んだ鈴木大介のノンフィクション『ネット右翼になった父』を、人気漫画家・とあるアラ子がコミカライズ。
典型的な昭和の会社員だったけど、知的好奇心旺盛で流行りのものに飛びつくのはよしとしなかった天邪鬼だった父が、差別的な言葉を使って家族を傷つけるようになった変化に戸惑いネット右翼的な思想に触れておかしくなってしまったと息子は父を拒絶してしまった。
だけど、父の死後に父が「ネット右翼」であったか検証していくと、保守的なところとリベラルなところがグラデーションしている思想、古き良き日本に対する郷愁とアジアの仲間である中国や韓国に対する幻滅が複雑にミックスされてる典型的な戦中派の70代の世代の男であるのが見えてくる。
父が、よく吐いていた自己責任論や差別的な発言と子供や妻に対して対話や共感が不器用な愛情表現のズレ、まさに自分の父親に似たような70代男性の典型例。
価値観が多様化していく中で自分の価値観と違う人と家族でさえ分断が生まれやすい時代だからこそ、相手の発言の背景を考え対話することの大切さが、鈴木大介さんのルポより解像度が高いコミカライズ版。