【感想・ネタバレ】ノルウェーの昔話のレビュー

あらすじ

十九世紀の中頃から後半にかけて、アスビョルンセンとその友だちのモーというふたりの人が、ノルウェーの各地で語り継がれてきた話を集め、昔話集を編みました。この本は、その中から34話を選んで訳したものです。トロルの出てくる恐ろしい話、アスケラッド(灰つつき)の奇抜で意表をつく冒険物語、ユーモラスな話もありで、この地で懸命に生きてきた人たちの、知恵と遊び心が、独特な味わいを醸し出している昔話集です。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

34の昔話がある中で1番気に入ったのは「家の事をすることにしたごていしゅ」。このごていしゅは気むずかしくて怒りっぽく、自分のおかみさんがうちの中のことをちっともうまくできないと思っていた。ある日、怒りちらし、散々怒鳴り続けたら、おかみさんに翌日は仕事を取り替えっこしようと言われる。ごていしゅは喜んで取り替えるけれど、バター作りも牛の世話も昼食作りもうまくできず、煙突から落ちてお粥の鍋に頭を突っ込んでしまう。ちなみに、おかみさんはごていしゅの仕事を問題なくこなしていた。
この昔話は19世紀中ごろから後半にノルウェー各地から集めて作られた民話集の中にあった話だそうだけど、その時代に、家事はマルチタスクで大変なのに、それを理解せずに威張りちらしている男性を揶揄する話が語られていたというのが興味深い。さすがジェンダー・ギャップ指数3位の国。

0
2026年07月31日

「児童書」ランキング