【感想・ネタバレ】縁結びのレビュー

あらすじ

怪談師ミナトが各地で聞き集める不思議で忌まわしい記憶の欠片。
一見バラバラだったはずの怪談はかつて起きた凄惨な「ホテル・赤門親子殺人事件」へと繋がっていく。
偶然とは思えない奇妙なリンク。
調べるほどに深まる謎。
やがてミナトの身の回りでも説明のつかない不可解な現象が起き始める。
突如スピーカーから聞こえる男の声。
深夜の窓ガラスに浮かび上がる「みるな」の文字。
首筋に残る冷たい五本の指の跡。
怪を語れば、怪に至る。
それはただの偶然か、それとも――。

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Posted by ブクログ

著者である斉砂波人(いみずななみと)さんは『堕ちた儀式の記録』でデビューされたと思います。この作品は私の琴線をベタベタに触れてくれたので、第二作となる『縁結び』を心待ちにしていました。
カクヨムで先行して公開されていたのですが、本派の私は今日まで読むのを我慢してきました。(結局なんやかんやで読み始めるのが今になってしまいましたが…)

そして、読んだわけです。
ページ数は少なめだったので、一気読みしてしまいました。
話に引き込むのがうますぎる。
主人公たちが狂気に満ちて事件を調べる描写がありましたが、今考えるとある意味、私もその狂気の中で読まされていたように感じました。

全く新しいオチだったかというと、実は似たようなオチの作品はあります。
その作品をここで挙げるとネタバレになるのでやめておきますが、本作は「怪談」にこだわった内容になっていて、そこに新規性を感じました。
しかもテーマは「縁」ですからね。関係ありそうな資料の羅列ではなく、どれもが偶然聞いた怪談なのです。
稲川淳二の映画のあれにも似てると思うんですが、これもネタバレになるかもなので言及しないでおきます。稲川淳二の熱狂ファンが、このレビューを読んでるかもしれないですからね。
(本当は書きたい!だれかに共感してもらいたい!くぅーっ!)

あと、何点か釈然としないところがあるんですよね。私の理解が追いついてないだけだと思うので、他の方のレビューを読んでヒントがあればなぁと期待しています。

いろいろと書きましたが、とにかく読みやすいのに中身は濃い、大満足の作品でした。

そういえば、私ごとなのですが、これまで結構ホラー小説を読んできているのですが、近いうちにこれまで避けてきた実話怪談系も読んでみようかなぁと思っていました。
でもね…、
この作品を読んでしまったがために、ちょっと躊躇してます。
怪談も読んでみようかというこのタイミングでこの作品を読んじゃったわけですからね。
これもなにかの「縁」なのでしょうか…。

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2026年09月17日

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