あらすじ
ヒトラーとは、何者だったのか。
完全なる独裁者はなぜ誕生したのか。
歴史小説の泰斗が描き出す、戦争の本質。
1918年11月19日。一人の上等兵が、陸軍病院から退院した。その名はアドルフ・ヒトラー。行くあてのないオーストリア人のこの男は、第一次世界大戦敗戦後も軍隊に残る道を選んだ。そして、自分の思いもよらなかった才能に気付いたヒトラーは、ある政党の集会に潜入することを命じられる。それをきっかけに政治家を志し、ついには政権奪取にまで至る――。
全3巻刊行開始。
第II巻「戦前篇」2026年9月28日配信予定。
第III巻「大戦篇」2026年10月26日配信予定。
【著者略歴】
佐藤賢一(さとう・けんいち)
1968年山形県鶴岡市生まれ。93年『ジャガーになった男』で第6回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。99年『王妃の離婚』で第121回直木賞受賞。2014年『小説フランス革命』で第68回毎日出版文化賞特別賞を受賞。他、小説に『ハンニバル戦争』『遺訓』『ナポレオン』(第24回司馬遼太郎賞受賞)『最終飛行』『チャンバラ』『釣り侍』等、ノンフィクション・随筆に『英仏百年戦争』『テンプル騎士団』『フランス王朝史』(全3巻)、『よくわかる一神教』『王の綽名』等、著書多数。
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Posted by ブクログ
無茶苦茶長いし時間がかかる。しかも3部作の一作目!
でもヒトラーがなぜヒトラーになったのか。
ヒトラーを産んだのは
時代か
ドイツ社会か
世界か
戦争か
そう感じ、考えながら読むことができた。
ヒトラーを肯定するわけでもないが
ヒトラーだけが全て悪だったのかとも思う。
戦争が、革命がユダヤ人への恨みへと発展させ
世界からの厳しい制裁がドイツ人を奮い立たせ
ヒトラーを支持したのではないのか。
人間社会にもきっと問題があったのだろうと
感じずにはいられなかった。
とにかくむっちゃ長い。
又吉先生がYouTubeで「文字数がぎっしり詰まっている本の方がお買い得感あって嬉しい」みたいなこと言ってたけど詰まりすぎやと思った。名前や地名も聞き馴染みなくて中々読み進めるのに時間かかった。
半生を描いているがとても緻密でヒトラーがヒトラーになるために紆余曲折しているのもぎっしり描かれている。
失敗の連続でも持ち前の演説という武器で支持を増やし政府に相対していく様がわかる。
読んでる中でヒトラーに寄り添いたくなるような同情したくなるような盤面でも要所で出てくるヒトラーの極論や凶暴性がやっぱりこいつは悪い奴なんだとハッとさせてくれるところがこの本の好きなところ。
最後に。。。
一章読み終えた辺りで
これ何章まであるんやろ?ってペラペラ後ろのページを捲った時に見た「第3章ヒトラーの恋」って見つけた時「は!?」ってなり
「この話の流れで?しかもまあまあページ数多い。。。この文字数で!」となぜかワクワクしかなかった。
まだ読んでいない人は乞うご期待!
Posted by ブクログ
ヒトラーと言う人がどういった道を歩んできたのか。
独裁者、ユダヤ人の虐殺などの悪い印象しか無いのだが、人間としてのヒトラーを少しでも知れるかもしれないと手にした。
続編も楽しみにしている。