あらすじ
チワワは甘えん坊、トイ・プードルは社交的、柴犬は忠誠心が高い・・・・・・。ちまたでは「犬種で性格が決まる」と語られることもあるが、それは本当なのか。では言葉を話せない、視覚も嗅覚も人間と異なるイヌを知るためにはどうしたらよいのだろうか。この謎をひもとくヒントは遺伝子にあるのかもしれない。本書は動物心理学と行動遺伝学の知見からイヌの「性格」をひもとく。サイエンスの視点でオオカミからイヌへの進化、犬種ごとの相違点などに注目すると、人類の「最良の友」への印象がガラリを変わる。愛犬家必読書。
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Posted by ブクログ
犬の性格を、家畜化の歴史、犬種差、測定方法、遺伝子研究という複数の角度からたどる一冊です。実践的なしつけ本とは重心を異にし、科学的な研究の蓄積と限界の双方を示しているところに、本書の特色があります。
「この犬種だから、こういう性格だ」と決めつけるためではなく、犬種の傾向を知ったうえで、目の前の一頭の個性を見るために読みたい本です。犬と暮らしている人はもちろん、動物の性格を科学はどこまで捉えられるのかに関心のある人にもおすすめします。
Posted by ブクログ
遺伝要因と環境要因で決まる犬の性格は、十犬十色。
大型犬はおおらか、小型犬はよく吠えるなど、犬も種類によって傾向や性格が違ってくる。本書は、そんな犬種による性格特性を遺伝子の観点などから見ていく。
犬の性格テストといった話もさることながら、世間一般のイメージと遺伝的な素因は必ずしも一致しないということが、なかなか興味深い。
遺伝子に関する部分は専門色が強く読むのは少々大変だったが、人々が犬の性格や特性を知り、共存していくうえで、こうした研究が今後も進むことに期待したいと思えた。
Posted by ブクログ
<目次>
序章 イヌの性格の科学
第1章 イヌの性格はオオカミとどう違うか
第2章 イヌの性格は犬種によりどう違うか~柴犬・シベリアンハスキーなど古代犬種
第3章 イヌの性格は犬種によりどう違うか~チワワ・問プードルなど現代犬種
第4章 イヌの性格を遺伝子からみる~候補遺伝子の探索
第5章 イヌの性格を遺伝子からみる~GWASによる探索
終章 イヌとともに幸せになる道
<内容>
かなり科学的な本。一般に言われるイヌの性格よりも、古代犬種や現代犬種、仕事犬や愛玩犬などの違い、こうしたものでだいぶ違うようだ。また遺伝子分析もだいぶ進んでいるようだ。そのあたりはちょっと難しかったけど…