あらすじ
――妹が、とあるショッピングモールで姿を消した。
渡会颯太は、失踪した妹の行方を追う中で、一つの奇妙な動画チャンネルにたどり着く。
そこでは、普段の明るい様子とはまるで異なるショッピングモールの姿が繰り返し映し出されていた。
――このショッピングモールにぜひお越しください。
――このショッピングモールは迷子を歓迎しています。
――このショッピングモールにぜひお越しください。
そうしてともに、許されるまで詫びましょう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最初は、なんか変な話だなぁという印象だったのですが、一章が終わる頃にはかなりストーリーに引き込まれていました。
二章に入ると、真ん中ドストライクの好みの展開になってきたし、ホラー味も増してきて、続きが読みたくて仕方ない状態になっていました。
そもそも、本作って何故かモキュメンタリーホラーだと思って読み始めちゃってて、でも実はしっかりとしたホラー小説でした。
題名が、モキュメンタリーホラーでありがちな感じだったから、その先入観があったのかもしれません。
メインキャラクター2人は好印象でした。
奇抜な個性というわけではないんですが、キャラがブレることなく納得感のある立ち振る舞いをしていたので、すんなり受け入れられました。
ラストもかなり好みでした。
あまり言及すると推察できちゃうのでやめておきますが、私の好きなやつでした。
クライマックスでちょっとじんとくるシーンもあって、何一つ文句はありません。
そんなに長い話では無いんですが、密度が高くて大満足です。
この作品も「カクヨム」なんですよね。
なんかカクヨムのホラー生産量すごいなぁ。
良作がどんどん生まれてきますね。
Posted by ブクログ
とあるショッピングモール内のテナント紹介に
「迷子を歓迎している」
というメッセージが入る奇妙な動画、主人公が遭遇するペットショップでの怪異、という導入の後、主人公の妹がショッピングモールで行方不明になり、それを探し出そうと奮闘するお話。
タイトルにあるような迷子を歓迎する、というよりは生贄を求めてます、の方がしっくり来るんじゃないかな。
中々にカオスな状況描写が印象的。
ただ行っただけなのに狂ったり消えたりするようなこんな呪われたショッピングモール、断固行きたくないなぁ。色々とおかしい店員も多数跋扈してるし、心霊スポットよりタチが悪いじゃないか。
問題解決、と思わせておいての後味の悪い終わり方も、ホラーっぽくて良し。
あと、何人か、
「こいつ、この後どうなった…?」
ってなるキャラが何人かいらっしゃいますね…。どうなったんだろう…。
ややグロ描写あり。
Posted by ブクログ
とあるショッピングモールで相次ぐ奇妙な失踪、一見普通のようでどこか異様な紹介動画、妹が行方不明になった少年と母が行方不明になった少女、忌まわしき業にまみれた因果が融合し明るい筈の場所が恐ろしい場所に変貌するのが不気味で、ラストの後味の悪さも良かった。
Posted by ブクログ
人が消える近所のショッピングモール、そのショッピングモールを紹介する不穏なYouTube動画…それに巻き込まれる主人公と同級生。迷子を歓迎しているなんていう変なショッピングモールとそれにまつわるお話ですが、迷子を歓迎というより生贄を募集しているみたいな話でした。
ちょっとグロい描写があるのでグロ耐性ない方はお気をつけて。
犬が回想で出てきますが、犬が怪異とか関係なしに事故で死ぬ描写もあるので犬が死ぬのが何が何でも嫌な人もお気をつけて。
出番少ないですが寺生まれのTさんみたいなポジションのおばあちゃんの安心感半端なかった笑
面白かったです!