あらすじ
郊外の祭祀堂で、死者を送る屍介守(しかいもり)として暮らす少女、丹蕾(たんらい)。
彼女は元暗殺者だが、政権交代で組織が瓦解し、消えた師を思いつつ生きている。
ある日丹蕾は、祭祀堂の遺体に深紅の痣を発見。
それは師が「不在毒」で殺した死者に現れる死斑と似ていた。
一方、王宮医官の黎仁(れいじん)は、赴任先で謎の流行病と直面する。
彼は調査のため向かった祭祀堂で丹蕾と出会い、協力して謎の病を調査することに……。
手に汗握る中華風医療ファンタジー!
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Posted by ブクログ
黎仁と彼らが助けた少年以外の男性キャラが、個人的にはまあ好きになれませんで。
この二人が本当に清廉だったからなあ。
主人公の丹蕾も、元暗殺者で毒に精通し、毒の効かない体ではあるものの、人を殺すのではなく生かす、救うと決めてからは精錬に。
いや、そもそも彼女は自分の私利私欲では最初から動いていなかったから、振り返ってみれば、一貫していたかもしれない。
ただ他のキャラはダメだ。
特に天珞、きみにはがっかりしたよ。
国にはびこる病から、ある陰謀を解き明かしていくお話。
早々に丹蕾のお師匠さまが絡んでいるのは予想ついたが、いやあ、結局このお師匠さまの考えも「上から目線」だったなとしみじみ。
今回の黒幕も、お師匠さまも、自覚はないにしろ、自分が神にでもなったつもりなのだろうかと、ある種の憤慨も感じた。
あなたたちに他人を選別する資格などない。
だから、あと一歩というところで及ばないのだ、清らかな考えの人たちに。