【感想・ネタバレ】沈没船で眠りたいのレビュー

あらすじ

2044年、AI技術の高度発展により様々なタスクが機械化され、人間の就く職は減少していた。未来を憂いた人々が起こす機械の打ち壊し運動の最中、首謀者と関わりを持っていたと思しき一人の女子学生・奥平千鶴が機械を抱いて海に飛び込んだ。彼女が謎めいた行動に至った原因は、事件の起こる3年前から続く、千鶴と一人の女性が紡いできた物語の中にあった。機械がパーツを換えていくように変化していってしまう人間を、あるいは絶えず入れ替わっていく世界を、変わらずに愛することが出来るかを問う、慟哭のシスターフッドSF!

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Posted by ブクログ

◇◇◇◇◇◇

【タイトル】沈没船で眠りたい
【 著者 】
【 出版社 】双葉文庫

◇◇◇◇◇◇

時は2044年。今よりも先。
でもそんなにも遠くない未来の話。

AI技術の高度発展。人間は失職者が増大。
AI進化を憂う人々による機械破壊運動が盛んになる。

その首謀者と関わりある女子大学生千鶴。
彼女は機械を抱いて海に飛び込んだ。

『人を殺した』
彼女は、そう言うー。

◇◇◇◇◇◇

あなたの『本物』『そのもの』と
判断する基準はどこにありますか?

“テセウスの船”

完成された船。
破損した部分を修理をしていく過程で
最終的に木材も動力も全てが入れ替わった時、
それは『テセウスの船』と言えるのだろうか。

この問いかけにどう答えますか?

◇◇◇◇◇◇

好きも愛も『テセウスの船』なのか。

その好きな部分がどんどん変わっていって、
最初と違うものになってしまったら?

細胞はそのままなのに、
性格が変わってしまったら?

例えばもし、
体の機能が変わってしまったとしたら?

それでも『好き』だと、
それでも『その人』だと言えるのでしょうか??

◇◇◇◇◇◇

『この痛みは憐れまれるためのものじゃない。
誰かのために用意した絶望じゃない。』

『音楽はもう芸術なんかじゃないね。空気を震わせるタイプの広告だよ』

『主義や主張は、自分を構成する大切なものなんだ』

◇◇◇◇◇◇

未来はどんどん変わっていく。

その変化に人間は、
『心』はついていけるのか。

心を引き裂かれるような
切ない思いがトレースする。

読後は流れ込んでくる重厚な思いに、
胸をきゅっと締め付けられ、
考えさせられる1冊でした。

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この痛みは憐れまれるためのものじゃない。誰かのために用意した絶望じゃない。

今からそう遠くもない未来。
好きと愛はテセウスの船

AIコーディネート
ライブでAR。道案内とかできたらいいなー
音楽はもう芸術なんかじゃないね。空気を震わせるタイプの広告だよ

主義や主張は、自分を構成する大切なものなんだ

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2026年07月21日

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