あらすじ
いつしか孤独を抱きしめていた――
誰にも知られず、思い出されることもない。
真に孤独なそのひとは、けれども愛を知っていた。
「俺が好きになった人は、みんな死ぬんじゃないか」
数奇な運命を背負った青年が絶望の果てに見出した、究極の「愛」とは。
魂をゆさぶる衝撃作!
そのひとの孤独を、誰も知らない。
愛らしい顔立ちの赤ん坊は、生まれてすぐに母を喪った。立て続けに祖父母を亡くし、父も死んだ。養護施設で育ったその少年・中川宙希は、聡明な友人や心優しい大人たちに囲まれ、愛情を注がれ、大きくなる。だがひとたび宙希が好意を抱くと、彼らは死んでしまうのだった。
やがて愛することを恐れるようになる宙希。それでも数々の出会いが宙希に訪れ、その愛はただならぬ気配を帯びていく――。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
結論があるようでないような話。
そこは読み手の解釈に任されたのだろうか。
愛する人が悉く亡くなり、自分の孤独感を募らせる主人公。
でも実際は自分を愛してくれている人が近くにいるが、気づかずに相手を無意識に傷つけている。
そして自分が愛した人が亡くなってしまうのはジンクスでもなく、何の根拠もないことだった。
人は何か不幸なことがあると理由をつけたくなる気持ちはすごくわかる。
実際に何かのメッセージみたいなこともあるかもしれないが、あまり行き過ぎると自分や他人を知らぬうちに苦しめていることがあるのかもしれない。
何が起こっても自分の心を保つ強さが大事だと感じた。