あらすじ
いつしか孤独を抱きしめていた――
誰にも知られず、思い出されることもない。
真に孤独なそのひとは、けれども愛を知っていた。
「俺が好きになった人は、みんな死ぬんじゃないか」
数奇な運命を背負った青年が絶望の果てに見出した、究極の「愛」とは。
魂をゆさぶる衝撃作!
そのひとの孤独を、誰も知らない。
愛らしい顔立ちの赤ん坊は、生まれてすぐに母を喪った。立て続けに祖父母を亡くし、父も死んだ。養護施設で育ったその少年・中川宙希は、聡明な友人や心優しい大人たちに囲まれ、愛情を注がれ、大きくなる。だがひとたび宙希が好意を抱くと、彼らは死んでしまうのだった。
やがて愛することを恐れるようになる宙希。それでも数々の出会いが宙希に訪れ、その愛はただならぬ気配を帯びていく――。
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Posted by ブクログ
愛した人やものがなくなる、という不思議。理不尽な内容だが、最後までどんどん読んでしまった。何か隠された作者の意図があるのかもしれないが、わからなかったです。
Posted by ブクログ
自分が好意を抱いたものが必ず失われるというのはすさまじい孤独だ。それでも人を愛してしまう宙希は、鈍いゆえに素直なのだろう。そんな宙希を見守る青山も屈折していて、その孤独も深い。
Posted by ブクログ
息子を愛せない父が
愛せるようになっていく序盤に
かなり引き込まれる
どんどん悪い方に向かっていく宙希が
切なすぎて、いったいどういう事?
結局、「光の真」がなんかしよる?
とか、あらゆる想像をしながら
読み続けたのに…
真星がメインの章から
急に下品な内容になっていき興醒め
教団に宙希が行くように仕向けたから
こっから清山が何がしてくれるのかと思いきや
手紙のみで終了
宙希が愛する人が死ぬのに
清山が生きているのは何故か
宙希はちゃんと手紙の意味を
理解したのか?
全てが明確にならないまま終了
尻切れトンボ状態で最後は
かなりガッカリした
現実なら、こんな中途半端に
終わるのもありがちだけど
小説なんだからこそ、ちゃんと
終わらせてほしかったなぁ
Posted by ブクログ
決して好きなタイプの話ではないけれど、強い印象を残す。設定はとってもシンプル。主人公が愛する人がみなすぐに死んでいく。こうなるとなかなか人は愛せなくなるよね。ヤマアラシのジレンマだっけ。そういうやつ。
でも多かれ少なかれ私たちはそういうリスクを持って人と深く関わるのだし、それが愛を証明するってことでもるのだろう。ただ物語はそういうところではなくあらゆるものを包み込み受け止める大自然に着地する。うーん、そういうことなのかな。乾さんが行きたいところは本当にそこだったのか。
Posted by ブクログ
何も因果応報がなくてもこんな辛い目に合うの?
私には
世界が美しく見えても無理
何かの本にあったけど
孤独を勧めるみたいな
だけど
これは無理
Posted by ブクログ
結論があるようでないような話。
そこは読み手の解釈に任されたのだろうか。
愛する人が悉く亡くなり、自分の孤独感を募らせる主人公。
でも実際は自分を愛してくれている人が近くにいるが、気づかずに相手を無意識に傷つけている。
そして自分が愛した人が亡くなってしまうのはジンクスでもなく、何の根拠もないことだった。
人は何か不幸なことがあると理由をつけたくなる気持ちはすごくわかる。
実際に何かのメッセージみたいなこともあるかもしれないが、あまり行き過ぎると自分や他人を知らぬうちに苦しめていることがあるのかもしれない。
何が起こっても自分の心を保つ強さが大事だと感じた。