【感想・ネタバレ】神経科学者七転八倒起業録のレビュー

あらすじ

起業はつらいよ――それでも、新しいサイエンスの形に挑戦したい。

ビジョンの挫折、大量離職、株主の圧力・・・・・・
世界で活躍する意識研究者が、スタートアップ経営者になったらズタボロに!?

株式会社アラヤ創業者による、生々しい起業ノンフィクション!

「僕は、ラリー・ペイジでもサム・アルトマンでもない。彼らのような華々しい成功物語の主人公ではない。
しかし僕は、彼らとは違い、現役の研究者でもある。起業によって科学と社会をつなぎ、科学の成果を社会に還元し、科学が社会から研究リソースを得るサイクルを作ろうとしている研究者だ。
そして、そんな研究者が起業をした記録が、本書である。」(本文より)

【目次】
まえがき
第1章 冒険の始まり
第2章 創業前夜のリアル
第3章 「よくわからない」という感覚
第4章 もう社長を続けられない
第5章 危機は連鎖する
第6章 コロナ禍で崩壊待ったなし
第7章 そして誰もいなくなった
第8章 主人公になる
あとがき

【プロフィール】
金井良太(かない・りょうた)
株式会社アラヤ 代表取締役。
1977年、東京都生まれ。京都大学生物物理学科を卒業後、オランダ・ユトレヒト大学で実験心理学PhD取得。その後、カリフォルニア工科大学とユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、サセックス大学にて認知神経科学の研究に従事。2013年に株式会社アラヤを創業。主な著書に、『脳に刻まれたモラルの起源――人はなぜ善を求めるのか』、『AIに意識は生まれるか』など。

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Posted by ブクログ

ニューロテック企業を率いるアラヤの金井社長の起業に至った経緯と、起業してからの歴史を記した本。
著者の過去の研究に主眼を置いた著作とは異なり、脳科学に関する内容はほとんどなく、研究者が起業を起こす難しさが示されている。
起業してからの内容の多くは失敗談になっているが、やはり研究者として求められる能力と起業家に求められる能力の違いに創業初期は苦しんだことがよく分かる内容であった。特に多かったのは人間関係の部分で、人を簡単に信じすぎないこと、自分から見えるその人の像だけでなく、他者からの評価も鑑みることの大切さを実感しました。

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2026年07月10日

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