あらすじ
翼の形の痣をもった少年は、皇帝に福をもたらす「福神」として仕えるはずだった――。圧倒的な容姿と美声で「歌い手」として隋の皇帝・楊広に仕える翼だったが、楊広と彼の周囲で次々と異変が起きていく。仕え始めた当初は「暴君」である楊広を憎み、密かに陥れようと画策していた翼だったが、彼の本当の姿、皇帝としての思いを知り……。皇帝のまわりで起きる異変の原因とは? そして、隋が滅んだ理由とは? 「暴君×美少年」を描いた中華エンタメ小説の傑作。
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Posted by ブクログ
煬帝がまだ皇太子にすらなっていない若い頃から、皇帝になり、そして殺されるまでを描く。しかし主人公は歌手の少年。翼星と呼び能力を持つ。天子が良ければ福神となり、天子が悪ければ儺神(なしん)となる。儺神は天子を排除、すなわち殺してしまう。そんな翼神を煬帝が気に入り、傍に置く。そしていろいろな事件が起こっていく。
一切史実を変えない。そこにたっぷりのエンターテインメント、創作を絡ませていく。千葉のいつもの手法だが成功の時と、失敗とまではいかないがあまりうまくいってない時がある。今作は大成功だ。面白い。
ネタバレになるのであまり書けない側、陳の人々が重要な働きをする点が嬉しい。