あらすじ
35歳の奈々恵は、折り合いの悪かった母の死を機に、遺品整理に実家を訪れる。出てきたバインダーには、母の字で「レシピ帳」とあった。医師だった母らしく効能や目的まで細かに記されている。ある日、弔問客として小学生の陽翔が訪れる。母とは友達だったと語る陽翔に母のレシピを再現していく中で、奈々恵は母の本当の気持ちに気づいていく。反発していたのは似た者同士だったから――涙が止まらない母とわたしの物語。
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Posted by ブクログ
折り合いの悪かった母の死をきっかけに実家に戻ってきた35歳の奈々恵は、実家の片付けをしている時に、食器棚の奥から出てきた母のレシピ帳を見つける。それを見て、いくつかのレシピを作りながら、母とのやりとりを思い出し、母の愛情と想いに気付いていく。母と交流のあった人々との交流からも、今まで見えていなかった母の姿を感じることになる。何かと反発し、助けも求めず、甘えることもしてこなかった自分を振り返り、生きているうちに気がついていればと後悔に襲われる奈々恵。後悔に溢れた切ないけれど、これからの奈々恵はきっと幸せに暮らしていけるだろうと思わせてくれる温かい物語。
Posted by ブクログ
結末はわかっていたけど涙が溢れてきた。
私もよく母親と反発していたから読みながら当時のことを思い返して色々と反省。
家族だからこそ素直になれなかったこといっぱいだったな。
そしてお母さんの手料理が大好きだなーと思い返す。
いつ別れが来るかわからないから会える時には会いにいこう。そして一緒にご飯を食べよう。
いつか別れが来ても後悔ないようにたくさん会話をしようと思わせてくれた作品。
Posted by ブクログ
初めましての作家さんです。
書名と表紙の美味しそうな絵に惹かれて手に取りました。
主人公は清田奈々恵、35歳
主な登場人物は、
奈々恵の母 芳江
田邊雄一郎 奈々恵の同級生で医師
渡辺陽翔 小学生で芳江の友だち
物語は奈々恵が亡くなった母の遺品整理をする所から始まります。
たくさんの遺品の中からバインダーに挟まれたレシピ帳を見つけます。その中から4つのレシピを軸に奈々恵視点と生前の芳江視点で物語は描かれていました。
決して母娘関係は良好ではなかったけれど、レシピの中には娘を思う母親の気持ちがたくさん詰まっていました。
レシピを通しての母と娘の物語で、相手を想う愛情たっぷりの作品でした。きっと遺されたレシピのお料理もとっても美味しかっただろうな〜と思います。