【感想・ネタバレ】やり過ぎる力 混迷の時代を切り開く真のリーダーシップ論のレビュー

あらすじ

経産官僚時代に省庁横断的な改革グループを率いて「霞ヶ関維新」を唱え、現在、日本活性化を目指す世直し組織「青山社中」を主宰する著者が熱く提言!

混迷する時代を切り開くために必要なのは真のリーダーシップだ。
リーダーシップというと、組織を率いる力と考えがちだが、そうではない。
真のリーダーシップとは、ひとりでも果敢にチャレンジする精神であり、特に前例や組織のしがらみにとらわれずチャレンジする力を「やり過ぎる力」と呼ぶ。
指導力ではなく「始動力」が求められているのだ。

日本の近代を切り開いた坂本龍馬ら維新の志士も、Think Differentを打ち出しコンピュータの概念を変えたスティーブ・ジョブズも、「やり過ぎた」人々だった。
日本にも外国にも、多くの「やり過ぎる」人たちが生まれることが、明日を変えていく。

著者は事例を挙げて「やり過ぎる力」の重要性を論じ、さらに「やり過ぎる力」を身につけ、実践するためにするべきことを説く。

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Posted by ブクログ

脱官僚の著者による、変革のためのリーダーシップ論といったところか。
著者の主張する"やり過ぎる力"とは、今の大半の日本人のメンタリティや行動力では不足ゆえに、やり過ぎるという表現をしているのではと、勝手に解釈しました。
全体的に熱い文体に終始しており、逆の意味で冷静にサクッと一読しました。
個人的には、"信用蓄積"という言葉がココロに残りました。変革のためのベースですから。

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2017年05月07日

Posted by ブクログ

著者は青山社中㈱筆頭代表者。東京大学卒業。ハーバード大学行政大学院修了。経済産業省でエネルギー政策、インフラ輸出政策などを担当。小泉内閣では内閣官房に出向。特殊法人・行政法人改革に携わる。

混乱の時代にあって、私たちは、しんどい人生をどうやって生き抜けばよいのか。

本書で著者が訴えたいのは、ただ闇雲に努力するということではなく、正しい方向で限界を突破していくという取組が重要だということ。

その結果として「やり過ぎる力」の必要性を説いている。

本書の構成は大きく分けて次の2部と細分化した7章からなっている。
①やり過ぎる力についての考察
②やり過ぎる力を身に付ける

①感動の隣には常にやり過ぎがある
②やり過ぎがなければ、社会は活性化しない
③真のやり過ぎを目指して
④真のリーダーシップとはやり過ぎる力のこと
⑤どうしたらやり過ぎのための一歩を踏み出せるのか
⑥やり過ぎるために何を学ぶか
⑦実践しなければ始まらない

やり過ぎる力=リーダーシップ
やり過ぎるには多くの弊害がある。著者がいう「失うものの大きさ」と「忙しさ」もまさしくその通り。

しかし、やり過ぎる力がなかなか出てこないのはそこまでの力が不足しているに尽きる。ただやり過ぎてもそれは方向性のずれた、そしてある意味自己満足的な実際にはやり過ぎていないところで終わっていることも多い。

だからといって全てが整ってからやり過ぎるというのも少し本書の本質からはずれている。

準備を行うことは大切であるものの、始めることが大切。やり過ぎる力というのは先天的に身に付くものではなく、やはりこつこつ身に付けていくものである。

時間や経験が全てではないもののしっかりとした知識の根幹がなければそれを身に付けるスタート地点にも立つことはできない。

一筋縄では身に付けることができない。
やり過ぎる力。自分の必要な能力としても参考にしていきたい。

本書で訴えたいこととは少しずれるも、数多く紹介されている参考文献や先人たちの言葉にはぐっと引き込まれるモノも多くあった。

参考文献もぜひとも目を通していきたいものである。

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2014年02月02日

Posted by ブクログ

「正答がないなら考えても意味がない」とか「簡単な問題から取り組んで部分点を稼ぐべきでは」から、魂に火をつけ、新たな一歩を踏み出す。人生を躍動に満ちたワクワク感で包むのに「やり過ぎる力」が必要。 物事を正しく行うのがマネジメント、正しいことをするのがリーダーシップ。 リーダーシップは「指導力」よりも「始動力」。に納得。

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2013年06月09日

Posted by ブクログ

やり過ぎることの大事さを力説しているものの、それを身につけるにはまずやり過ぎてみるしかないという、逆説的な内容。
著者・朝比奈さんの一歩目がもっとリアルに書いてあれば、もう少し納得できた気がします。

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2013年04月22日

Posted by ブクログ

やり過ぎるには?

→やる過ぎるとは、単に頑張るではなく前例や常識を超えていくこと
リーダーとは自分が本当に正しいと思うことをやり抜く人であり、正しいと信じることを愚直に貫く中で結果としてみんなの理解や協力を得て、多数を率いることになる
やり過ぎる力を発揮するには、
個人としての社会的責任、みんなでアクション、タイミングが大事
やり過ぎる力を発揮するための本質として、
死、後世、自分への意識

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2015年10月04日

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