あらすじ
歌い手・そらる作詞曲「空腹の怪物」が絵物語に。「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「春夏秋冬代行者」シリーズの暁佳奈が新たな視点で小説化。MVイラストを担当したイラストレーター・ハナが絵を手掛ける。
あるところに、他者の悲しみでしかお腹を満たせない怪物がいました。空腹に耐えきれず、人里に下りては村を荒らす怪物を鎮めるため、ひとりぼっちの少女が生贄として捧げられることになりました。
「怪物さま、あたしを食べますか」
楽曲「空腹の怪物」では語られなかった、“もうひとつ”の物語――。
“後日譚”としてそらるが書き下ろした詩も収録。
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Posted by ブクログ
そらるさんのアルバムの一曲をもとに
ヴァイオレット・エヴァーガーデンの方が
お話を書かれるという面白い構成
元のアルバムのお話をさせていただきます
アルバム自体がお話になっていて
一人の青年が夢のなかで女の子と出会い
継続夢のように様々な世界線で2人は過ごしていきます
そんな世界線いわゆるパラレルワールドのような1つが
今回の作品『空腹の怪物』になります
曲は怪物目線つまりアルバムを通して言うと青年目線
しかし今回の絵物語ではそんな怪物に生贄として
差し出された女の子目線のお話
------以下ネタバレ
悲しみでしか空腹を満たせない孤独な怪物と
誰からも必要とされてないと悲しみで満ちてる孤独な少女
少女の悲しみを食べられたらよかったのに
怪物はあまりにも優しすぎた
優しさに触れた少女からは悲しみがなくなるし
優しい怪物は空腹を満たせなくなる
本当に愛の深い話だった
「いっしょにごはんが食べたいのにな」
「苦労してもいいくらい、好き」
なんて素敵な愛の表現だろう
終章としてそらるさんの詩があとがきとしてあり
「次は君とどこへ行こうか」
「君とならどこへだって行ける」
「君とならどこへも行かなくたっていい」
すごくよかった
どこへだって行けるのも愛だけど
どこにも行かずただそばにいるだけでいいなんて
最上級の愛にみえた